気づきにフォーカスした場のために【認定ファシリテーター講師育成講座】ZOOM10 ご報告
本日は、認定ファシリテーター講師育成講座 ZOOMの10回目でした。
前回の講座からの日常の中で、どんな場がありましたか?という点についてまずは振り返る時間を。
そちらをテーマに、いつもは小部屋でお話ししてきていただくのですが、今回は“ファシリ”の感覚を体感していただくべく、こちらをテーマにチャレンジをしてみることに。
実は今年、いろいろな学びの場を私自身も受講させていただきながら”受講者目線”で『持ち帰ってほしいものを、どう身に着けていってもらえるか?』という観点から、認定ファシリテーター講師育成講座の講座づくりを見直しておりました。
そんな中で、なかなか難しく、本質に触れてほしい力の一つに「気付きを引き出すファシリテーション力」というものがあり、今回はまさに、その【気づき】を体感していただきたく…場から引き出すコーチングアプローチをおさらいした後、リレーファシリテーションを体験してもらいました。
3分の持ち時間でそれぞれを”一人のファシリテーター”として場をつないでいく中で、
- 存在への認知で場があたたまるシーン
- お互いに敬意を持ちながらも”いじり”を通じて気付きにアプローチする場面
- ファシリが自分の興味関心で情報を尋ね、気づきと情報のはざまで揺れた瞬間
→ファシリの自己管理もお大事に(自分が聞きたいことなのか?本人の気づきのためなのか?) - 相手に振った答えをサクッとスルー
→受け止めて認知をした後、場に戻すと全体の気づきにつながりますよ~。 - パワフルなキーワードを見送らず、全体の問いに!
(みんなの目がキラッと光るので、扱うといいですよ~)
その後の小部屋での振り返りからは、
「情報と気づきの違いはなんだろう??」
「ファシリはどのくらい自分のことを話していいのだろうか…?」
~などなど、もやもやとした良い問いが。
松原自身の、場への関わり方の工夫を織り交ぜつつも全体で気づきを深めていく中で
「いろいろな立ち位置・現場の背景を抱えた人が集まるということは、それぞれへの無限の配慮が必要になる…!?」という声が高まってきたところで、今回の後半のテーマ【システム思考についてのご紹介』へと繋がっていきました。
研修プログラムを考えるとき、私はそこに集まる人たちの共通のシステムからどんな気づきがあるといいかを見つけて、構成を組んでいきます。
そのことを踏まえて、まずはシステムを見るアンテナを立てていくことに。
身近なシステム、何がありそうですか?の問いには、
★ MTGで話をする人・しない人
★ 世代間ギャップ
★ 子ども主体の保育・大人主体の保育
★ 思いを語る保育者・評論家的になる保育者
★ 地球温暖化
★ 怪我をさせないように子どもを「見なくてはならない」
~など、アンテナが冴えてきたところで…年末年始は、身近なシステムにアンテナを立てて過ごしていただくことに。
次回、みなさんのお土産が楽しみです♪
参加者の感想を一部ご紹介します
ご感想①
ファシリテーターのスキルを実際にポイントを抑えてやれたこと、 松原先生の具体的なポイントやエピソードの話、 システムの話を知れて、大変有意義でした。実際のケースを通してより理解を深めたいと思いました。
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