気づきと変化の起きる道筋【認定ファシリテーター講師育成講座 ZOOM3】開催レポート

今期より、事前のレクチャー動画と当日のリアルタイムでファシリテーターの元、それぞれの感じていることをアウトプットしたり響き合うことを中心にスタートしていく『認定ファシリテーター講師育成講座』第8期の3回目を開催いたしました。

アシスタント:じゅんさんの振り返り

Zoom2から今回の講座にかけては、難しさを感じる方が多いと思います。ですが、この視点の理解が、実際に講師としてレジュメ等を作成するときに活かされていくとものとなります。

まずは前回の振り返りを行いました。
何を学んできたか、また宿題を振り返ることで学びの復習ができるだけでなく、今回の学びへと繋がっていく。そんな意図を言葉に乗せながら、松原講師からお話がありました。

そして、今回の事前レクチャーでは以下について学びました。

  1. プログラム前提を想定する ~システム思考で考える
  2. 具体的に落とし込む ~マインドマップを使いながら
  3.  気づきと変化の起きる道筋とは ~U理論の活用

今回、レクチャーを見て学ぶだけでは腑に落ちない、難しいところであるということが、皆さんの表情から確認できました。松原講師は、表情等から皆さんの学びの落とし込み度等を理解され、わかりやすい事例を挙げながら、じっくり学びを進めていきました。理解が深まり、すっきりとした表情をされていた方もいましたが、模索しながら学びを深めていきたいという方が多かったように思います。

前回の宿題からの振り返りでは、次のポイントについて声が挙げられました。

  • 対象者を考える際、経験や役割がそれぞれ異なることによって、共通したニーズにならないことがある。
  • 年齢や経験によって、伝え方やニーズが異なることに気が付いた。

このような気づきを元に、皆さんの振り返りでの学びをZoom3の講座に繋げていき、Zoom3では以下のポイントに焦点を当てながら学びを深めていきました。 

1、 具体的に落とし込む(マインドマップを使いながら)
2、 気づきと変化の起きる道筋とは(U理論の活用)

1の 具体的に落とし込む、ではマインドマップを活用しながら、以下の要素を書き出していきました。

① 対象者
② 現状
③ 背景
④ 理想の状態
⑤ 必要なプロセス
⑥ ポイント
⑦ 気になっていること

それぞれの対象者等に置き換えながら書いている間に、“これでいいのだろうか”という不安が脳裏をかすめてしまうことがあるかと思いますが、書いて感じたこと等をブレークアウトルームで出し合う場が設けられました。ここでは、マインドマップが書けた書けないということに焦点を当てるのではなく、書いてみてどう感じたかを伝えあうことから学びが得られる、書くというプロセスを経て感じたことや気づきを共有することが学びの一環である、という意図があったように思います。

スルスルと書かれている方もいれば、途中で手が止まってしまった方もいましたが、皆さんの話(感想等)を聞きながら、それぞれ自分が考えるべき視点に目線を置かれてていたように思います。受講者の話を聞きながら自分の対象者に意識を向けてみる思考の癖(習慣)がついてきたのではないかな、と感じました。

講座の後半は、2の気づきと変化の起きる道筋とは、というテーマで、マインドマップで見えてきた理想や必要なプロセス等をU理論に落とし込んで考えていきました。
松原講師の話は理解できるものの、自分で考えながら書き出すことの難しさを感じ、苦悶しながら記載する皆さんの姿がありました。ブレークアウトルームで思いを吐き出し、全体で共有する中でも、それぞれのもどかしい気持ちが言葉や表情から伝わってきました。

認定ファシリテーター講師育成講座も3回目が終了しました。
初めは、“頑張る”ベクトルが自分に向いていた皆さんが、受講生と学び合っていくことに意識が変わったことで、場に一体感が生まれてきたように思います。また、わからなかったと素直に伝えることで、他の方の思いや考えを受け入れる器も備わってきたように感じております。それぞれ自分の思いを率直に出し合いながら学びを共有し、深めていけるよう、今後も皆さんをお支えしていきたいと思います。

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