全体の地図を想定しつつ、受講者の目線に耳を傾ける【認定ファシリテーター講師育成講座ZOOM11】開催レポート
認定ファシリテーター講師育成講座、ZOOMの11回目を終了いたしました。
認定ファシリテーター講師とは、保育コミニケーション協会の認定講師として、現場のことを知りながら先生たちに寄り添い、気づきから明日への一歩を持ち帰るきっかけづくりの場作りをする人のこと。体の前提を共有する講師ということで講座の全容を把握しつつ担当するファシリテーター、仕掛け作りのプロを養成する講座です。
今回は第11回目ということで、これまではバラバラな線として認識してきた研修のエッセンスがつながり合う中で、全体を形成していくきっかけとなるような仕掛けを作る観点から、どうプログラムを構築していくのかといった回になりました。
みなさんから、それぞれの対象者・タイトルを上げていただき、25分で作るテスト講座の概要が少しずつ見えてきました。
その全体像をマインドマップで書き出していく中で、地図の全容が見えてきました。
その上で、「どんな対象者がいるのか」を一緒に掘り下げていくと、ひとつの研修であっても多様な立ち位置の方がいることが見えてきます。
そして、それぞれの受講者の方から見える目線、Google Earthを通して3Dで景色を見るように、立ち位置によって景色は変わっていく…ということをイメージしながら、ニーズを読み解いていきます。
それぞれの目線からニーズを考えていくと、「あれっ!?そのニーズは、受講対象者ではなくて私のニーズだった!?」
~という衝撃的な気づきもありました。
「これまで、バラバラで学んできたことがギュギュっと凝縮してきた感じを味わっています」
「見えそうで見えないトンネルの中で、もやもやしています」
「想定してみたはいいけれど…えらいテーマを選んでしまった、と途方に暮れている感じもあります」
~と、それぞれがご自身のテーマを深めていく11回目。
いよいよ次回は、テスト前の最終回です。
今回、全編を通して事前レクチャーと場の中で一緒に気づきを深めるファシリテーション部分とを分ける構成にしてみたことで、じっくり深め、気づき合うプロセスを大切にすることができています。
じつは、事前レクチャーの部分は終了後にトレーニングコースを受講していただく中で、腑に落ちていくものも多くある模様。
今、すべてのことを理解してもらおうとするのではなく、それぞれのタイミングで深めていただけることは異なる。
そう思うと、ブレンデッドラーニングとしてこうして構成を組むのもいいものですね。
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現場にかかわる人の力を引き出し、ワクワクする子どもの育ちを後押しする気付きの場づくりを!
認定ファシリテーター講師育成講座を保育者としての現場体験・こどもに思いを持つ方が保育や教育に貢献していける土台を作る講座として2023年9月より、第8期として 以下の内容で開催をすることとなりました。
是非、お役立て下さい。
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