逆境の中に成長のヒントが得られたら【逆境を力に変えるしなやかな心を育むレジリエンス】瀬川文子さんお話し会 レビュー

日本プロフェッショナル講師協会のご縁で、瀬川文子先生に「逆境を力に変える~しなやかな心を育むレジリエンス」についてお話しいただく会を開催いたしました。

職員間でも仲間でも メンタルが心配なこと、ありますね。
また、自分自身も気づかないうちに抱え込んで心が壊れそうになっていたこともあるのではないでしょうか。
そんなとき、「メンタルヘルス」までは思いつき、本やセミナー受講を通して回復しようとするのですが、またへこむとその繰り返しになってしまう…。
出来れば、その先の心の強さにつなげていきたい。
~そう感じていたときに知ったのが「レジリエンス」という概念でした。

レジリエンスは立ち直る力・回復力・柔軟性・適応力と訳させれ、「元に戻る(マイナスをゼロに)」というイメージを抱かれる方が多いようですが、JREAさんが重視されているのは【逆境や試練を糧に更に成長すること】失敗を恐れず挑戦する力を育てることであり、 不確実な時代を生きる私たちに欠かせない力がレジリエンスである、とのことです。

メンタルヘルス――その先に目指すのは【レジリエンスを高める生き方】なのではないでしょうか。
そうするとすべての体験が宝になり、成長につながります。

「心が折れそうな時期、やっぱりあります。」
「落ち込んだとき、どうしたら…?なかなか立ち直れない」
「逆境に負けない心って、どうしたら身につくの?」
「自分のためにも、仲間、こどものためにも知っておきたい」

こういった声を踏まえて本日は

  • レジリエンスとは?
  • レジリエンス曲線
  • レジリエンスを支える5つの力
  1. 自尊心
  2. 感情調整
  3. 自己効力感
  4. 楽観性
  5. 人間関係

~といった流れで進めていただきました。

「レジリエンスは、技術!?」
「頑張らないといけないと思っていました」
「じゃあ…具体的に、どうしたらいいの!?」
~というわけで、今回は 5つの力のうちの一つ『自尊心』を育むワークにみんなで取り組んでみました。

書き出した内容を分かち合う中で、どんどん笑顔や感謝の思いが広がり表情が変化していくみなさん。
21日間続けると習慣が定着するとのことですので、ぜひ一日の終わりに続けていっていただけたらと思います。
とはいえ、残りの4つの概念とワークも気になるところです!
じつは、打ち合わせの時にこっそり、「一日版をお願いしたいです!」とリクエストをさせていただき、7月31日にオンラインで開催いただけることになりました。

 

自分のため・こどものため・園の仲間のためにも、
ぜひしなやかな心を鍛えるレジリエンスの1日講座もお役立て下さい。

ふみこ先生、本日は貴重な機会を有り難うございました!

参加者の感想を一部ご紹介します

ご感想①
もっと自分の心に傾聴し自分をいたわることが必要。相手のちょっとした態度に思考回路がフルに動き他人の目を気にしすぎている。自分の存在を過剰にアピールしているため負の連鎖が回りはじめている。と改めて気づきました。また、「私はあなたたちの思いを聞きます。気付いています。」と保護者・職員対応にしなやかな心となる為のヒントを得たいと思っていましたが「レジリエンスカーブ」から自分の癖に気づきました。リーダーと言うプライドで苦しみ力が入りすぎていたと感じました。「私がやらなければ、リーダーだからよく見られたい」気持ちを横に置いてみたいと思います。


ご感想②
レジリエンスは、精神論ではなく、誰でも習得することが出来る技術だと言う事と、 人間は、生きるための危機管理能力として、ネガティブを探す脳になっている、 という事が印象的でした。レジリエンス=しなやかな心や成長できる心は、皆が持ちたいと願う技術で、自尊心や捉え方等の複数の柱から、内面を変えることにより、高めることが出来るのかなと感じました。


ご感想③
心の筋トレであるということ。 方法やコツを知ったところで、トレーニングしていかないことには身になっていかない。 終わってから振り返り、どこが底打ちなのか、と考えてしまう辺り既にネガティブなのだと気付き、ポジティブ脳にしていきたいと考えました。

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