分かち合い、もらい涙で浄化される年度末【リリー相談会】2022年3月レポート

保育コミュニケーション協会オンラインサロン
リーダー&管理職の分かち合いの場、リリー相談会を開催いたしました。


園にいると、いろいろな衝撃的なことってありますよね…。
魂抜けそうだけど、抜けている場合ではないこともしばしばあることと思います。
今月は、毎月配信しているリリー動画にちなんで

  • 身口意
  • 不二
  • 守破離

〜を保育の現場に置き換えて紹介させていただいた後、各ブレイクアウトルームで熱い分かち合いが繰り広げられていました。
内容は、画像をご参照ください。

率直な分かち合いに心を開いて下さったみなさま。
メインファシリのかおりん、ITサポートのじゅんちゃん、ホスピタリティ担当のまこちゃん。
ありがとうございました!

家族を支える縁の下の力持ち、保育者が自分らしい笑顔でいられますように。
この場が、必要としている方に届きますように。

保育コミュニケーション協会【オンラインサロン第3期】募集中です。

 

じゅんちゃんの振り返り

3月2日(水)はリリー定例会でした。初めに、松原先生から、リリー会員限定の動画の内容(身口意・不二・守破離)について話を聞きました。「身口意」とは、行為行動・言葉・意識 を整えていきましょう、ということ。周り(子ども、保護者、保育者)から見て自分はどうであろうかという客観性を持ちながら行動を選択していくこと。行動の積み重ねが大事であること。
「不二」とは、他人と自分は二つとあらざる者であるということ。実体としては別でも、実はつながりを持っており、互いに尊重し合う関わりが大事であること。
守破離の「守」とは、基本を大切にしましょうということ。今までのやり方との違いを感じても、そこでのやり方、作法を学んでいくこと。「破」とは、基礎を培ったうえで、自分なりにアレンジしてみること。「離」とは、守破で培ったものを、自分なりに大胆にアレンジし、オリジナルの色を付けていくこと。コツコツとやっていくことで、見えてくる景色が違ってくること。

今まであまり自分が感じてこなかった視点、捉え方を知り、なるほどと学ばせてもらった時間でした。その後、ご自身または職場で起きていること、感じていること、悩んでいることなどをリレー形式で自己紹介してもらったことで、皆さんの心の中を感じ取ることができたように思います。その後、「職場でのコミュニケーション」を大まかなテーマに挙げながら、ブレイクアウトルームに分かれて、話を深めていきました。出てきた話題はそれぞれ異なりましたが、キーワードとしてまとめると
 ・伝え方の難しさ
 ・子どもに寄り添うことの大切さ
 ・自分の悩みや思いを打ち明けたりしながら、翌日からの保育の活力になっているこの場の有難さ

です。冒頭の方でもお話ししましたが、今回は特に、それぞれ心持ちが異なった状態でスタートしました。
頭の中が整理されず、出来事に翻弄されていた方、皆さんの話を聞きながら、自分事としてじっくり考え、言葉を選ぶように話をされていた方、いろいろな思いを持った方がいるからこそ話が深まる。リリー定例会の魅力を感じることができたように思います。リリー定例会は、皆さんから出た話題をキーワードに話を進めていきます。


今までは、皆さん誰もが経験するような出来事、話題が多かったように思います。今回は、深い話ばかりでした。文章として起こすことが難しいのですが、深い話であるが故に、私達はどこかで、この場で腑に落ちる答えを得ようとしていたのではないかと感じています。それぞれの価値観が異なるということは、感じ方、受け取り方も違うということ。話に聞き入りすぎて、または、じっくり考えすぎて、大事な視点を見失っていた自分がいました。この場で、皆さんから聞かせていただいた話を、この会が終わった後に、自分の中で腑に落ちるまでしっかり悩むことで見えてくるものもあるかもしれません。もう一つ、感じたこととしましては、誰一人欠けることなく、大切な存在であるということ。「参加してくださること自体が、場への貢献である」ということでした。


今回、日常で心が揺れる体験をされながらも参加を決められた方のお話を聞かせてもらいました。ご自分の心持ち、思考状態を全部打ち明けて話された姿勢を見て、それぞれの視点で感じたことなどを出し合いました。自分の思いを話してもらったことで、場全体に一体感が生まれ、共に考え合う空間へと時間の経過と共に変わっていったこと。毎回、全員の方が参加できるわけではないはずなのに、温かく、一緒に、支え合いながら話を深めていけるこの場の有難さを、私だけではなく、皆さんも感じられていたように思います。もしかしたら、腑に落ちるような話はなかったかもしれません。ですが、私達は、自分事として考え、自園で起こりうることであると考え、真摯に向き合ってきました。その方のありのままの姿勢が私達の心に変化をもたらし、その方の気持ちに寄り添いながら考えようとした、大事な時間でした。


勇気を出して参加していただいてありがとうございます。今後、もし、私が悩んで落ち込んだ状態で参加することがあった場合には、話を聞いてもらい、いろいろなご意見を聞かせていただけたらと思います。改めてこの場をご一緒できることに感謝しつつも、来月も、それぞれの心持ちを大事にしながら話を深めていけたらと思います。

(みんなの許可を得て写メさせていただきました)

参加者の感想を一部ご紹介します

ご感想①

普段、職員に愚痴を言ってはいけない、忙しいと言ってはいけないと言われて意識しているため、気の休まる時があまりないですが、リリー会に参加すると「大丈夫だよ!」「そのままでいいんだよ」と言ってもらえる安心な場でほっとしました。 ありがとうございました。


ご感想②

年度末、保育業界では怒涛の日々となる時期ならではの、先生方の苦労や至難がうかがえました。 このような場所があることで、涙を流しながら心が洗われるのだと、改めて貴重な場にいられることに感謝の気持ちです。 それぞれに全力で踏ん張り奮闘していることを知れて、明日からの活力になりました! 地域や役割は違えど、未来の子どもに希望をもたらす同志として、お相手にも自分自身にも誇りをもつことが出来ました。 今後も今の自分に満足しきらず、日々精進していきます!


ご感想③

テーマがコミュニケーションマナーで、それぞれの悩みや今起こっている、直面している事をリレートークするところから始まった事で、参加した目的が明確になりました。ブレずに最後まで意識してい続けられ、若い方が勇気を出して提案していく事ができたこと、それを認めてもらえた事を聞けた事で自園でも後輩の意見に耳を傾け言い易い環境作りを担おうと改めて思いました。有意義な時間をありがとうございました。

 

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