豊かな人生を生きるための、キャリアプラン~保育は豊かな人生を彩る一部である【リリー相談会】2022年5月レポート

保育コミュニケーション協会オンラインサロン、管理職・リーダー対象の月一相談会を修了いたしました。


最近、サロンメンバーに回答してもらったアンケートの回答から改善点がいくつか見つかり、
今回は

  1. それぞれのメンバーの自己紹介・スペースチェック
  2. 今月の【リリー】動画について 松原より紹介
  3. 動画:キャリアプランについて、小部屋で感想シェア
  4. みなさんの園の取り組み・情報共有・相談時間
  5. 意見を聞いてみたいこと・相談
  6. 本日の振り返り・気づき

~といった流れでキャリアプランを入り口に、それぞれの人生が輝くはたらき方について思いを馳せていきました。

  • 職員のキャリアプラン…止めるって書いてあったらどうしよう…見るのがこわい
  • 夢を語る面談をするようになってから、園が画期的に!
    ~資格を取りに行く人あり、趣味を楽しんでもいいという風土に、夢を叶えていく人が増えた。
  • 方針にがんじがらめになっていた!?職員の夢や野望を聞いてみたい!
  • 自分自身もしっかりしていないと、相手:職員を受け入れられない?
  • こちらから提案するのも良いが、相手の願いを叶えられたら…
  • キャリアプランを話すようになってから、OGが戻ってくるようになった。
    浦島太郎がなくなった。戻っても違和感なく動ける。
  • 価値観が見えてきたら…出来ることが見えてきた
  • 幼い頃の自分を抱きながら、気がつけば夢を叶えるように階段を上っていた
  • 自分の人生を大切にすることは、相手の人生を大切にすることにつながる。
    それがあるからこそ、子どもの人生を大切に出来る。

~など、動画のテーマをきっかけにいろいろな体験談、思い、やってみたいこと、事例がどんどん出てきて豊かな場になっていました。

その後の『共有・相談・情報交換』タイムでは、保育の在り方を模索する中で「子どもを見る」ということや、月に一度自分ごととして考えていくための園内研修、葛藤が生まれる中での職員へのコーチングといったお話が印象的でした。
大変興味深いこちらのつづき~詳細は、SLACKのスレッドにて聞かせてもらう中で、定例会外でも様々な情報をメンバーが発信し合える仕組みを作っていけたらと考えています。

▼保育コミュニケーション協会オンラインサロンは、こちら
https://hoiku-communication.com/nyuukaiannai/

保育コミュニケーション協会オンラインサロン 

じゅんちゃんよりまとめ

5月4日(水)はリリー定例会でした。前半は、松原先生から、リリー会員限定の動画(人生を豊かに生きるためのキャリアプラン)を取り入れた経緯等について話がありました。キャリアプランを書きながら、自分自身が叶いたい夢は何か。まずは、自身の在り方を振り返りながら、叶いたい夢を問うていく。自分としっかり対話することができて初めて、他の人のキャリアプランを一緒に思い浮かべたり、夢を叶えられる後押しができる。松原先生の話を受けて、自分はどう感じたかをブレイクアウトルームに分かれて話し合いました。

・他の先生たちの声をしっかり聴いてなかった。
・自分にとっても働きやすい職場でありたい。
・価値観に気がついたら、未来とやるべきことが見えてきた。
・自分の人生を大切することで、相手も大切にすることができるのではないかということに気がついた  などなど

皆さんが感じたことはそれぞれでしたが、どのお話も“そうですよね”と頷かれている皆さんの姿がありました。今回から構成を少し変え、後半は、それぞれの園の取組・情報共有・相談時間として、ブレイクアウトルームに分かれて話を持ち寄り、語り合いました。その後、全体に戻ってシェアする時間帯の皆さんの姿が印象的でした。


・園内研修の時間を作る難しさであったり、取組方法に悩む園が多い中で、毎月クラスの枠を超えて、テーマごとに話し合う時間を作っている園の話を聞き、自園でできる取組方法を模索し始めた方。
・どういう保育になっていくのか、答えは保育者ではなく子ども達が持っている。子ども達を見る目を養うことが大切であるという話を聞いて、自分自身の保育の在り方を振り返られた方。
・職員との思いや方向性を見失わないように、“コーチング”していくことが大事だが、予期せぬことにどう対応したらいいかに悩むという話を聞いて、自身の職員との対話がどうであったか、立ち止まって考えられていた方。

メモを取ることを忘れるかのように、話を聞いて自分事として思いを馳せていた姿を見て、このシェア時間の大切さを改めて感じました。この会の振り返りの中で、松原先生が「“私はどうしたいのか”が共通のキーワードだったように思います」と述べられたことを受けて、感じたことがありました。

皆さんの話を聞いて、“自分はどう感じるのだろうか”と思い描いた時に、まったく正反対のことを思い浮かべたり、納得いかないと思うことがもしあったとしても、“それなら自分はどうするか、どうしたいのか”を考えることが大切であること。私達は、とかく、学びの場に参加するからには、何か答えを得たい、ヒントを得たいと思ってしまいがちです。

ですが、それよりも、自分の心にどう響いたのか、素直になって聞いてみる。“こう感じた”という気づきの方が心や頭の片隅に残り、保育だけでなく、今後生きていく上での糧になり、自分自身の保育力や人間力を磨いていく源になっていく。これがまさに、私が描き、歩んでいきたいキャリアプランであるということにも気がつきました。また今回は、ファシリテーターの学びを受けた方のフォローアップも兼ねて、ブレイクアウトルームに分かれた時のファシリテーター役もお願いしました。上手くいかなかったという思いや、話を聞き入ることに夢中になってしまったという方もいるかもしれません。

ですが、場を良くしていきたいという気持ちが伝え広がり、話しやすい空間に変わっていったのを体感しました。リリー相談会は、それぞれの発言が、お一人お一人の気づきへと変わり、翌日からの保育へとつなげていける場です。次回も皆さんとご一緒しながら、学びの場を作っていけたらと思います。

参加者の感想を一部ご紹介します

ご感想①
以前松原先生と面談の際にキャリアプランについて話を伺い、聞いたプランをどう職場に活かしていくと良いのかなぁ?と詳しく聞いてみたいと思っていた話題でした。 実際に自分自身で記入することで、かつて思い描いた夢とは全く違う現在があるんですが、その時その時のベストを尽くせば良いんです!との松原先生の言葉に、「その積み重ねが今につながっているんだから、それで良かったんだ」と励まされました。


ご感想②
「キャリアプラン」というお題に興味を持ち参加しました。今まで希望した職場ではあったものの、流されるままに今の役目をやっていたんだと思いました。 だから、行き詰まるとすぐにへこたれるのかなと反省したり、逃げたくなる思いの積み重ねの連続でつくづく成長がないなと思うばかりです。 わくわく思うのも、他人のせいでなく自分次第なんだと皆さんのお話を伺って、思いました。


ご感想③
松原先生の動画からの読み解きと、身近な相談会という新しい取組みを挑戦していくところが素晴らしいと思いました。

保育コミュニケーション協会

 
 

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