チェックインから盛り上がる、思いの集まる時間【リリー相談会】2022年7月レポート
保育コミュニケーション協会 オンラインサロンリリー相談会、7月の定例会を終了いたしました。
保育コミュニケーション協会、管理職のみなさんに向けたリリー相談会。
花火が上がっていたり、虹が見えたり、プールを模索していたり、ボスマネジメントのチャンスが目の前によこたわっていた人など、さまざまでした。
保育コミュニケーション協会
じゅんちゃんの振り返り
7月6日(水)はリリー定例会でした。
まずは、一言ずつ挨拶も兼ねて、それぞれの方が今感じていることを話してもらい、その後、ブレイクアウトルームに分かれて、この会で話したいことや特定の事例に焦点を当てて、感じたことを伝え合ったり、考えを深めていきました。
出てきた話としては
・複数で話したことが伝わってなかった事案があった。伝え方、伝えることの難しさを感じた。確認の声かけは必要であり、もう一歩踏み込んで話をしていきたい。
・移動担任を取り入れている園の話を聞き、保育園と幼稚園の共通点を見いだそうと模索した。
・ヒヤリハットについて、各園での取り組みを聞いた上で、園の為に、子どもや保護者の為に分析していくことが大切という共通認識が持てた。
でした。
皆さんがブレイクアウトルームに分かれて話した内容が、松原先生が今回作られた動画やレジュメの意図に繋がっていったように思います。
次に、松原先生から、リリー会員限定動画のテーマ『わからないことが分からない!?「見る」とは?』に沿いながら、動画やレジュメの意図や思いについて話がありました。
今の若い保育士さんと、ある程度経験を積んできた私達とは、「当たり前」だと思われる概念が違うということ。先生が言われた「当たり前」の概念の違いって何だろうと、自分でも考えてみました。令和になりまだ数年ですが、今まだコロナ禍です。コロナ禍の中、保育士になろうと頑張っている学生さん達と、私が学生だった頃とは、学びの場や環境は随分異なっていると思います。その方たちに、「勉強してきたんだから、わかるでしょ?」という、私達が「当たり前」だと思っている概念を押し付けていいものか、押し付けていないだろうか。
子どもを見る眼差しに違いを感じたのだとしたら、視点の向け方が私達とは若干異なる。もし、記録を書くポイントがわからず、悩んでいる場合は、子どもの育ちのどこを見たらいいのかがわからず困っている。若い保育士さんと、経験を積んできた私達の学んできたことや時代背景が異なるからこそ、見えている世界が異なるのは「当たり前」だということ。そういう捉え方をしてみると、若い保育士さんに対する接し方や声のかけ方が違ってくるのではないかと感じました。そして、新人時代は、私も、わからないことが何かがわからなかった、そんなことにも気がつきました。
松原先生の話をお聞きして、それぞれが感じたことを、ブレイクアウトルームに分かれて語り合いました。話を踏まえながら、ある園の事例に焦点を当てて話し合いを進めたグループ。ご自身が抱えている思いを打ち明けていた方、いろいろな話しがでたようです。
この会が終わり、ある程度時間が経過した後に、私自身の新人時代の心持ちが思い出されてきた感覚がありました。私も、新人時代は、特に何も考えずに保育園に行き、子どもと接しているだけでした。記録といっても先輩保育士の書いた物をほぼ模倣していただけで、子どもがどんな風にどんな道のりで成長してきているのか、理解することもできませんでした。そして、先輩に何を質問したらいいのか、私自身、わかっていないことは何か、それを言語化することができなかった。今の若い保育士さんのお姿とあまり変わらない、新人時代の自分がいました。
自分の新人時代を思い出しながら、園には、新人保育士さんや年齢の若い保育士さんは今はおりませんが、その方々にもしかける言葉があるとしたら、と考えてみました。例えば、子どもの成長した姿を話すにも、「私は~のように感じたけれど、どう思う?」等と、相手の方が子どもの姿に思いを馳せる時間が持てるようにしたり、そこまで相手の方が見いだせなかったら、「今日、○○ちゃん、こんなことができたね」と成長を伝えて、共有したりしていく。伝え方の工夫で、相手の方も子どもの姿に思いを巡らせることができたり、どこがわからなかったのか見いだすことができるのではないか、そんなことに気がつきました。
でも、これは私自身の考えや思いであるにすぎません。きっと、皆さんならもっと温かい言葉をかけて、職員さんと真摯に向き合うことができるのではないかと思っています。
リリー相談会は、皆さんから出た声を自分の中に落とし込んだ時に、気づきが深まる場でもあるように思います。次回も、皆さんからいろいろな思いを聞かせてもらいながら、自分自身の学び、気づきを深めていきたいと思います。
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