新人さんの助けを求める勇気に応える、あたたかいまなざしを~ローズ定例会4月開催レポート~

本日は、保育コミュニケーション協会オンラインサロン ローズ定例会。担当あさみちゃんの、「新人の気持ち」でした。

養成校を卒業して新人として勤務する人もいれば、他職を経験して保育の現場に入る新人さんも。
立ち位置や年齢は違えど、それぞれが体験する「!?」は共通のものがあるのではないでしょうか。
今回はあさみちゃんの体験を紐解きながら、先輩たちにとっての新人時代を振り返ってもらい、支援者としてどうかかわっていくと健やかに可能性を発揮してくれるのか…?について語り合いながら手探りをしてく時間となりました。

「声をかけてね」というけれども、声を上げるのは勇気がいる。
勇気を出したそのサインを受け取るアンテナと、不安を抱きしめる暖かなまなざしを、私たちは準備しておきたいですね♪
あさみちゃん 心に響くお話しをどうもありがとうございました💕

春代先生からの振り返り

4月27日(水)の定例会は「新人の気持ち」をテーマにあさみちゃんが担当で行われたました。

あさみちゃんの具体的な体験の中で感じた、戸惑いや、わからないことだらけの苦しさ、そしてそれを救い上げられた嬉しいサポートのお話は、素直なあさみちゃんの言葉でお話をしてくださいました。あさみちゃんのお話から、自分が声をあげることで、可能性のある新人さんを支えていってほしいというあったかい気持ちのメッセージを私は感じました。
サロンメンバーのみなさんも、戸惑いや不安、当たり前だと思うことは当たり前ではない話の場面では、皆さんの表情がハッとし息を呑むような気付きの瞬間になっておられたようです。

ブレイクアウトルームでは、それぞれの新人の頃に戻り、語り合う中で、見て育てといった出来事から、自分の当たり前は人それぞれだという気づきと、先輩にお世話になったという感謝の気持ちが生まれました。シェアタイムでは、オンライン越しでも感じられる、新人さんや若手の先生方を心から支えていきたい、やる気を引き出して自信に繋げていきたいという可能性を信じる温かな気持ちを分かち合うことができました。

出てきた話から、「助けて。」「困っています。」という声をあげられる配慮、一緒に考え振り返る時間、いつもあなたを見守っていますといった寄り添ったあり方、心をほぐすことに必要な時間、そして、園内に統一したやり方のシステム作りという具体的支援が生まれてきました。

全体を通して私が感じたことは、支えられる人がいて、支える人がいる思いやりの循環があると、人が育ち合うこと。そして、その循環があることで保育の現場が変化することに気付かされ、自分のあり方を見直すきっかけとなりました。

今回の話を聞いた皆さんは、これまで以上に新人職員、若手の先生の気持ちを汲み取り、細かな心配りをしながら支えていかれると思います。

あさみちゃんの澄み切った偽りのないお話を聞かせていただき、本当にありがとうございます。

参加者の感想を一部ご紹介します

ご感想①
新人時代といっても、ひとそれぞれ全く違っているおもしろさがありました。新卒の新人、転職を重ねた新人、新人だからと言って若いわけではないことや、新人というよりも20代という年齢でのその人の学び、姿勢を応援してあげる支援が必要なんだと実感しました。この先輩から学ぶことができてよかったと思える20代を過ごせるとその人の道が広がるのだと思います。


ご感想②
様々な立場の他園の先生方とお話する事ができ、悩みや気をつけている事・それぞれの考えを伺う事ができ、とても参考になりました。新人をどう指導・支援していくかの中で具体的な話を伺う事ができたので、明日から早速実践していこうと思います。


ご感想③
今年初めて新人の先生と組んでいるのでそこまで前ではないけれど、新人の時の気持ちを思い出せて、伝え方やフォローの仕方など自分が先輩にしてもらえて嬉しかったことを私もしていかなければなと思いました。

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