【心が疲れている人のためのストレス解消法 基礎編】終了
岡崎克哉先生による「心が疲れている人のためのストレス解消法 基礎編」
終了いたしました!
<仲間のために>
<職場のために>
<自分をより良い状態に保つために>
さまざまな立ち位置から参加された皆さんと一緒に、克哉先生の優しい場の中で
・ストレスとは?
・起きていることは一緒でも、受け止め方で変わる!?
・カタストロフ・デイリーイベント・ライフイベント、それぞれのストレス
・ストレスを乗り越えていく楽しみの見つけ方
など、ブレイクアウトルームでのシェアも随所に取り入れながらの盛りだくさんな二時間となりました。
岡崎克哉先生の声
先日(3月15日)ストレス解消法セミナーを実施しました。
20時からと少し遅い時間からのスタートでしたが、時間と場所を気にせず学べるオンライン開催のメリットではないでしょうか。
初めに、普段何気なく使っている【ストレス】という言葉の定義を確認し、その理論的な背景などについても軽く触れ、ストレスについての見かたを改めて確認しました。
今まで全体的に大きな枠組みで捉えていたストレスを、少し解きほぐしてみることでストレスという現象への理解をより深めていきます。
そして、誰にでも人生で起こりうる出来事(ストレスに成り得る生活上の変化)であるライフイベントを、チェックシートを使い点数付けすることで、自分が今どのような状況にあるのか振り返ってもらい、更にグループでシェアしてもらうことで、お互いに違う部分と同じ部分が様々あると確認が出来ました。
このチェックシートは職場などで試してみると、「相手のことを良く知っているつもりでも知らなかった一面」を知る機会にもなり、相互理解を深める役にも立ちます。(※もちろんプライバシーへの配慮は必要です)
そして、コーピングリストとして自分にとってのストレス解消法プランを作るにあたり、自分一人だけで作るのではなく、お互いにどんなことがストレス解消になっているのかを共有することを実践してもらいました。
物事に対する見方は変化させることができる
自分にとっては今までストレス解消になると思っていなかったようなことでも、他の人が楽しんでいることに気がつけばその方法への評価が変わります。
今まで敷居が高いと思っていた趣味や習い事でも、身近な人が楽しんでいると知れば興味が湧いてやってみようとすることもあります。
認知的評価は人から強制されてもなかなか変更することはできませんが、ロールモデルがあって、そこに興味を持てば、自然と変わることもあるのです。
このように、参加者同士の会話の中から新たな見方を身につける体験をすることで、物事に対する見方は変化させることができるということを、体感的に理解してもらうことが出来たと思います。
ラザルス、フォルクマンの提唱しているストレス理論によれば、ストレスはその認知的評価(ストレスへの見方)によって心身への表れ方が大きく違ってきます。
今は大きなストレスだと感じていることでも、見方を少し変えればそれだけ感じているストレス(ストレス反応)は変化させることができるのです。
今回は、個人のストレス解消とレジリエンス(ストレスを軽減する)を中心にお話ししました。
次回3月29日(月)は、認知的評価を変えるワークや、組織としてストレス解消に取り組むことが組織の風通しを良くし、生産性や効率を上げるためにどうつながるのか
というテーマでお話しする予定です。
受講者のご感想
感想①
ストレスの構造を知り、受け止め方の違いがストレスに変化することから、人それぞれの考えや思いを尊重していきたいと思います。
感想②
「ストレス反応は出来事で決まるのではなく、その人の受け止め方で変化する」という言葉が、今回一番私の心に響きました。
自分がなぜいくつかのストレス反応を抱えるようになったのか、抱え込みやすいのか、すべてではないですが分かったように思います。
自分には必要がなくなってきていると思いましたが、まだ自分のストレスとしっかりと向き合わないと、と思いました。
感想③
ストレスは日常誰しもが感じる事で、でもストレスについてあまり深くは考えた事もありませんでした。
改めてストレスというものについて考えられ、今まで気付けていなかった自分に気付くことのできた時間でもあり、自分を見つめる時間でもありました。ストレスは内容ではなく捉え方だということが一番入ってきました。
捉え方のトレーニングをしていきたいと思います。
次回【心が疲れている人のためのストレス解消法】
次回は3月29日です。
29日は、実践・職場のチームビルディングなどを踏まえたストレス解消のアプローチについて。
職場をより良い場にしていきたいと考えている方、ぜひお役立てくださいね。
詳細はこちら ↓↓↓↓↓
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