自分のストレスに、気づいていますか？

こんにちは、保育コミュニケーション協会松原美里です。

緊急事態宣言が都市部で延長になる中で、
期待をかけている人が多くいるワクチンの影響が気になったり。

変異株のニュースなど、不安を感じる一方で
子どもや人とリアルなかかわりが継続している現場においては
気にしすぎると怖くて前に進めなくなる部分もあり
複雑な思いを抱えながら
日々を過ごしている方も少なくないのではないでしょうか。

そんな中で、どんなに便利な世の中になっても
決して変わることができない大切なお役目：
人にかかわるお仕事やお役目の方たちにとって少しでも　心のストレスが軽くなり
自分らしく生きていくことができるきっかけになればという願いを込めて
メンタルヘルスマネジメント検定資格をお持ちの岡崎克哉先生に
こちらの講座をご担当いただきます。

本日は、克哉先生から、自分自身でストレス度合いを知ることができる
ストレスチェックに関するお話を聞かせていただきましょう。

自分のストレスを客観的に知る

自分が今どの程度のストレスを受けているのかは主観的な判断によります。
同じ問題や状況に置かれていても感じ方が人それぞれなので他人との比較はしにくいところです。

そこで客観的に判断するためのストレスチェック表が作られています。
このチェック表で高得点が出るようなら、その後精神的な問題を発症するリスクが高くなります。

元々はHolmesとRaheが考案され、
日本では夏目誠博士（大阪樟蔭女子大学・大学院名誉教授）が国内向けに再編されています。

ストレスに該当する項目の中には仕事のペースの変化や労働条件の変化も含まれています。
これらはコロナ禍でテレワークになった人は該当するのではないでしょうか。
（ページ下部にリンクがあります）

職場のストレス

メンタルヘルスマネジメントでは、
自分でストレスに対処することをセルフケア、
組織としてメンバーのメンタルヘルスへ配慮することをラインケアと言います。

これまでメンタルの問題は個人の事とされる風潮でしたが、
これからの管理職の方はラインケアにも注意を払う必要があります。

職場でのストレスは仕事の質や量それに人間関係に起因するものなど様々な種類があります。
管理職の方がひとりで全て対応できるわけではありません。　

職場全体としてストレスの軽減や解消に取り組むことができれば、
メンバーそれぞれのワークライフバランスも整い働きやすい職場になります。

そのためには人に上手く自分の思いを伝える方法や、
相手への配慮はしながらも自分の主張はきちんとするアサーティブな伝え方も必要です。

せっかくストレスを解消しても、すぐに溜まっていくようでは効果は限定的です。
セミナーではコミュニケーションが原因となるストレスを下げるための方法も
あわせてお伝えしていく予定です。

「心が疲れている人のためのストレス解消法」

～ワークを通して自分と向き合い、心との向き合い方が分かる～

基礎編　2021年3月15日（月）20：00～22：00

最近なんとなく元気が出ない、
ふさぎ込みがち、体がだるくて動きたくないなど、
毎日を楽しめていないと感じている方向けのセミナーです。

もしかするとコロナの自粛で気付かないうちに
こころが疲れているのかもしれません。

最近、なんとなく自分がイライラしていると感じたり、
いくら休んでも疲れやだるさがとれないと感じることはありませんか？

些細なことですごく落ち込んだり、
逆に相手に怒りをぶつけてしまい後悔したこともあるかもしれません。

また、ストレス解消のつもりだった美味しい食事が暴飲暴食になって自分で止められない。
周りの人はがんばっているのにヤル気がでなくて
「どうして自分はちゃんとできないんだろう」と自分を責めてしまうなど。
そんなネガティブな思いにとらわれていませんか。

セミナーを通じてストレスや心の働きについて理解し、つらい気持ちを手放しましょう。

＜対象者＞　

＜参加することで得られること＞

気持ちの切り替えがうまくできるようになります。
自分で気持ちが穏やかになる方法を見つけられるます。
自己肯定感が上がり、人間関係のストレスが緩和されます。

＜　内容　＞

　・ストレスについて知る
　・自分のストレスに気付く
　・ストレスコーピング（ストレスとの付き合い方）
　　　自分にとって良い方法を見つける

　自分が穏やかな気持ちでいられると人間関係にも良い影響を及ぼします。

自分にとって実践しやすい方法を見つけます。

実践編　2021年3月29日（月）20：00～22：00

日常生活に制限がかかるようになり1年以上が過ぎました。
ストレスで元気をなくしている人が周囲にいらっしゃるのではないでしょうか？

ご家族や友人もしくは会社の同僚、部下に思い当たる人はいませんか。

大切な人たちが困っているのならサポートして上げたい、力になってあげたいと思っていても、
どうすれば良いのか分からないとお悩みでしたらぜひご参加ください。

今回は実践編としてセミナー内で少人数に分かれ、
人をサポートする傾聴方法を練習します。

また、相手と自分の違いを受容しながら、自分の気持ちも穏やかに主張する伝え方も練習します。
会社やグループ内で話しやすい雰囲気を作るためのポイントも学べます。

＜　こんな方へ　＞

ストレスで元気のない人をサポートしてあげたい。
人間関係がストレスの原因となっている人。
職場やグループに対応に困るひとがいる。
管理職者として職場の雰囲気を良くしたい。

＜プログラム内容＞
・日常で使える使えるストレスコーピング
・視点の変化でストレスの感じ方を変える
・傾聴してもらう体験とする体験
・自分の気持ちを穏やかに主張する方法

　あなたもあなたにとって大切な人たちも、元気に日々を過ごせるきっかけを持ち帰りましょう。

（※本セミナー内ではカメラとマイクを利用し、参加者同士で会話していただくアクティビティがあります。
　　　　　　　　　　　　　人と会話することに強いストレスを感じられる方はご遠慮ください）

＜講師＞　アウェイクナーコーチングオフィス代表　岡崎克哉

参考資料

・ストレスチェック表（夏目誠氏のページ）

・精神神経学会雑誌_2008「出来事のストレス評価」夏目誠大阪樟蔭女子大学大学院人間科学研究科

・NHKスペシャル「キラーストレス」（ストレスチェックの自動集計ができます）