先輩の目を気にする後輩へ、子どもを真ん中に分かち合いの時間を
こんにちは、
保育コミュニケーション協会の松原です。
2月9日に保育コミュニケーション協会で大阪にて
「人間関係の良い職場を作り離職を防ぐのための工夫」を行います。
「こどもが好きで、保育者になった」という方の中にも、
実際に就職してみて人間関係の難しさに頭を悩ませている人も
少なくないのではないでしょうか。
じつはーーー私自身、
保育の現場に入って一番最初に悩んだのは
先輩とのコミュニケーションの難しさでした。
今になって思うと、育成側の「育ってほしい」という思いと
子どもを見る視点や雑務など的外れな動きばかりしてしまう
新人(私)との間で「もどかしさ」がいら立ちのように感じられて
自分の居心地の悪さを感じたのだということが分かります。
ですが、正直 当時の私は
「先輩に嫌われているのでは?」
「何をやってもイライラされてしまう・・・。どうしたら?」
~と、不安でたまらない気持ちになっていました。
子どもではなく「先輩の目」を気にして動くことで
的外れな行動となり、
さらに先輩のいらだちを買ってしまうという悪循環に陥っていました。
こういったお話、実は今でも
新人研修(新人側の視点)・育成研修(育成側の視点)にてよく耳にします。
お互い、よくなっていきたいという思いは一緒なのに、悲しいですね。
では、どうすればいいのでしょう?
『先輩の目は気にしなくていいから。
自分で考えて、動いて!!』
~そう言いたくなる気持ちもわかりますが、
それでは余計に怯えてしまい、悪循環に陥るかもしれません。
もしも後輩に成長してほしい・・・という願いがおありであれば、
日々の中でエピソードを共有する時間を重ねていくのはいかがでしょうか?
「先輩の目、気になるよね。
気持ちはわかるけど、私の目は気にしなくていいんだよ。
なぜなら、私たちは“子どもにとって今なにが必要か?”を考えて動いているから。
まず子どもがどんなことを考えているのか一緒に見てみよう。
子どもの気持ち・成長によってかかわり方が変わってくるから、
最初は戸惑うけど、私たちも失敗しながら学んでいったんだ」
~と、先輩からひと声掛け、
「今日、こんな場面があったよ」とその日のエピソードからご自身が感じた
子どもの心の動き・成長・保育者としての視点を日々の合間の時間で
後輩さんと分かち合う“エピソード共有”の時間を重ねていけるといいですね。
そして、
「これは私の視点だけど、保育は人の数だけ視点があって、
答えはいくつもあるんだ。先生の視点からはどう感じたかな?」
~と後輩さんの視点を面白がりながら
一緒に子ども観を育んでいけるといいですね。
保育の職場は人間関係で成り立っています。
お互いに気持ちよく子どもに向き合っていけるような
コミュニケーションの魔法で
豊かな関係性を築いていきたいですね。
研修当日は、そのほかにもお互いが気持ちよく保育に向き合うことができる
コミュニケーションの秘訣をご紹介します。
ご参加お待ちしております!
<保育コミュニケーション協会主催 大阪研修>
①第一部13:00~15:00
「人間関係の良い職場を作り離職を防ぐのための工夫」
講師:松原美里
②第二部15:30~17:30「保育はたらき方カフェ
『保育の中の違和感を見直そう』」
ナビゲーター:松原美里 ゲスト:黒川弘則さん
どちらも現場ですぐに役立つ実践的な内容です。
研修とはたらき方カフェを同時にお申込みの方には講座の合間の時間を
講師を囲んでの質問タイムとしてお楽しみ頂きたいと思います。
お菓子もセットです♪
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