リーダー・管理職のお悩み相談室 【2021年7月リリー会レポート】
保育コミュニケーション協会【オンラインサロン リリー会】(リーダー・管理職のお悩み相談室)を行いました。
保育現場での相生相克論
リリーさんのファシリテーターは、香先生。
教え子がトーチランナーになり、有休を取り、応援しに行ったというお話もあれば、今日が教え子さんの命日であるというお話も…。
毎月UPしているリリーさんの学び動画を踏まえた気づきのシェアでは、今月のテーマ「ボスマネジメント」の中でお話している相生相克論を入り口に、上司や後輩との関係性はどうですか?というお話から、盛り上がっていきました。
なかなか自分を曲げようとしない保育者に、ペーシングをし続けて3か月経った頃に自ら気づき、関係性に変化が起きたというホヤホヤ話。
心配なところに目を向けていたら、他で火花が上がっていた!?
……全体に気を配りましょう♪ というお話や、
プール事故への懸念、「なかよしクラブ」な保育者集団…など。
時に憤り、時に涙ぐみ、
「癒されました!!」「充電できました」「この場所があってよかった」と、元気に場を後にする皆さんなのでした。
じゅんちゃんからの振り返り
7月7日(水)はリリー定例会でした。
リリー会員限定動画の中で挙がっていた「相生相克論」の話を入り口に、それぞれが感じている職場の課題などを分かち合いました。
「ペーシングし続けたことで、関係性が変わった」「全体に目を向けること」「俯瞰して見る”ことの大切さを感じた」といった話題が出ていました。
「相生相克論」って何だろうと思われたかと思います。
自分と周囲との関係性はどうかという視点で考えてみた時に、「相生」とは、良好な関係が築けている状態。
「相克」とは、ぶつかり合う関係性。つまり良好な関係が築きにくい状態にあると捉えることができます。
グループで話をされた皆さんの意見をまとめると、「人と関わるのは難しい。でも、捉え方を変えると、関係性が変わってくる」ということだったように思います。
思えば、私達は育ってきた環境等が違うのだから、保育観や捉え方が違って当たり前のはず。
ですが、「~すべき」「~であるべき」という思いが強く出てしまう、そんな傾向に陥りやすい自分がいたことに気がつきました。
別の表現で、「色眼鏡をかけて相手をみていた」と話されていた方もおられました。
大事なことに皆さんが気づかれた様子でした。
私自身、取り組んでみたいと思ったことは、まずは、自分の心持ちがどうなのか、しっかり見つめ直すこと。
自分の気持ちがぶれていては、「~すべき」「~であるべき」思考に陥りやすいのではないかと思います。
それが、穏やかな気持ちで物事を冷静に受け止められるようになることで、「~すべき」「~であるべき」という思考から、相手の心持ちはどうなのかに意識がチェンジできると私は感じました。
それが、「見方、捉え方を変える」ことに繋がっていくのではないかと思います。
「捉え方を変えると、関係性が変わってくる」ことは、頭では理解できたものの、どう取り組んでいけばいいのか悩むところです。
「こんなことから始めてみようかな?」と思い浮かんだことを取り組んでみて、変化が生じた時には皆さんにお伝えしていきたいと思います。
参加された方のご感想を一部ご紹介します
ご感想①
遅れて、顔無しで、声だけでグループセッション参加という、やりたい放題させていただき、なおかつ、相克・相生など、色々な新しい学びがあり、とても楽しかったです。
ご感想②
園では話せない事を話し、他園の話に納得、そして学び自分にインプット。
今日は仕事脳を放ち癒されました。安心の場に感謝です。
ご感想③
現場での出来事をシュアすることで、自分の園と置き換えて考えることができました。
ファシリテーターさんの役割とあり方を実践で学ぶことができ、皆さんが前進していることが感じられました。
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