意見が出やすい場をつくるためにはリーダーシップが必要?
こんばんは松原です。
「意見を出しやすい場」つくりにはファシリテーションの技術が役立つことは以前にも紹介しましたが、
そもそもファシリテーションとリーダーシップのちがいって何?と思われる方も多いかと思います。
・ファシリテーション➡ 皆の意見を引きだし、場を作る
・リーダーシップ➡ 自らが旗を掲げ、導く
~というように取る役割が変わってきます。
現場でリーダーの方は、
「ここはリーダーシップをとる場面かな?」
「ここはファシリテーターとして場を作ることに徹する場面かな?」
~と、理想の状態へ向けて在り方を選んでいくことも必要です。
また、実際に現場でアクションを起こしたからこそ出てくる様々な声や、
そんなつもりで伝えたわけではないけれども生じてしまった行き違いなど、
戸惑いを感じる場面も出てくるかと思います。
そんな時は、言葉を言い直すことも大切ですが、一方で
相手の中に起こっている気持や気づきに十分に耳を傾けることも大切なことです。
また、みんなが納得がいく「合意形成」とは?
ということに考えを巡らせる方もいらっしゃるかと思います。
みんなが納得がいくゴールがあるのではなく、
それぞれの思いや意見を受け止め、
汲み上げてられたという実感があった上で
トータルで検討をした結果、同じ方向を向いていく。
そんな合意形成の最後のプロセスには
リーダーシップも必要であるかと思います。
私たちはふだん、話をしながら「情報」に耳が行きがちですが
それはもちろんありつつも
じつは受け止めてもらいたいのは言葉の裏にある思いであり、感情です。
園内の立場や思いがあるからこそ 「共感」というのはなかなか難しいこと。
そこを積極的に場や気持ちにかかわっていく中で
「同調」「共感」「同意」 ~といったことも意識できるようになるかと思います。
また、さまざまな人の集まる「場」に耳を傾けていく
「聴き方」のアプローチについても 自分ごととして
聞く・相手にフォーカスをして聴く・全方位的に聴く・・・といったことで
出てくる話題の展開も、場も変わってくることが実感できるかと思います。
これらのプロセスを場と分かち合う中で、お互いの気づきが深まっていく。
そんな環境になれたら一人で抱えることもなく、
少し気持ちも楽になれるのでは?と思います。
ぜひ職場や様々な場で、チャレンジしてみていただきたいですね。
12月8日の意見を出しやすい会議のポイント 会議ファシリテーション(リンクあり)では、
このあたりの工夫について、ワークを交えて体感し、会議に生かせるエッセンスを持ち帰っていただきます。
ぜひ、この機会をお役立てください!
2019年2019年12月8日 『信頼を生む言葉の引き出しを増やすために~EFカードワークショップ~』&『意見を出しやすい会議のポイント 会議ファシリテーション』