職員のアイディアを引き出す会議のコツ

こんばんは松原美里です。

会議なんて眠いだけだと思っていた私自身が、
如何に、みんなにとって意味のある時間にできるか?
こども園移行という嵐のさなかにあって
みんなで集まることの意義を振り返り、
新体制へ向けての疑問や課題など
試行錯誤を行う中で
やってみて有意義だったことを少し紹介したいと思います。

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●ある、会議の風景
「運動会について、何か意見は?」
・・・シーン・・・。
「意見はありませんか?」
・・・シーン・・・(目を逸らす職員)
「ないなら、例年通りこれで決定とします。」
~いつも意見が出ない・・・。

●心の中の声は?
「それでいいと思います。」
「それ、去年と同じですよね・・・。」
「新しいこと、やりたいなぁ~。」

●ロッカールームでの会話
「運動会、毎年同じだよね。」
「あ~あ、運動会の季節が来ちゃったなぁ。」
「これから毎日、大変だな~。」

~言葉にならない声が心の中に押し込められている?!

あなたの園の会議はどんな会議?

発言するのは決まった人?!
-なかなか若手が意見を言わない
-声の大きい人の意見で決まってしまう
-その後の影響を考えて、声が挙げにくくなっている

「どうせ言っても無駄」~諦めムード・意見はあるのに出てこない~停滞ムード

通達会議になっていませんか?
受け身な会議だと、、、
・出来事(完結していること)の報告として受け止めている
・聞くことで完結しており、特に何かを期待されているわけではない場
・自分とは遠いことで、関係がないように感じている

そもそも会議とは・・・
日々、シフト制で動いている保育の現場において、
様々な子どもに関わるうえでの「ライン」を共有する機会。
⇒情報共有をし、共通認識が持てることが 現場での行動に直結する。

「事件は会議室で起こっているんじゃない。現場で起こっているんだ!」
委ねられた現場でのとっさの判断のために、指針となるのが 情報共有の機会。
会議は新人・中堅・ベテラン・・・それぞれの視点によって、園に貢献できる機会。

意見を出しやすい会議で得られるもの
‐出てきにくい意見ほど 真理を突いていることも
‐新しい風を起こす可能性を秘めている
‐見落としがちな“リスク”に目を向けるきっかけとなる
‐園内の関係性~“システム”が見え、課題を解決していく機会に

発言しやすい場づくりのために

相手の発言を否定せず、第一声は受容を!

相手の言ったことを受け止めて、その上で自分の意見を乗せていく。
and・・・と否定せずに自分のアイデアを融合させることで
お互いが気持ちよく、アイディアを出し合うことが出来る

「良いですね。」「なるほど」「おもしろいですね。」
「斬新ですね」「先生らしいですね。」
~と、気持ちよく受け入れ、
『その上で、さらに・・・』という視点で、意見を募っていく

具体的には、、、
「もっと、今までやったことがないことがやってみたいです!」
「今までやったことがないこと、いいですね♪ たとえばなんでしょう?」
「たとえば・・・。○○を使ってみるとか!」
「いいですね~。○○を使って、どんなことが出来ますか?
安全だけ注意したいですね~。他の人はどうですか?」
など、ただ褒めるだけでなく具体的な意見も引き出し、
実務に反映させやすい形で意見を引きだせると良いですね。

意見を上げにくい背景として考えられることは?
・人前で話をする体験があまりない
・自分の意見を求められる機会が少なかった
・自分の意見が正しいかどうか、自信がない
・勇気を出して発言をして、良い思いをしたことがあまりない。
・自分が発言をすることで、その後の人間関係への影響が気になる
~などが考えられます

発言のハードルを下げるには?

実際に意見を出してくれた参加者にはまず、
「(勇気をもって声を出してくれて)ありがとう。」を伝えましょう。
感謝=発言への存在承認によって、発言をした人の“勇気”が報われます。

その一言は、人の心を動かす“貢献”になるということを知ってもらうことも重要です。
-だれかの発言によって、場に影響が起こる
-場に出すことで消化される声もある
-「良い」「悪い」で切り捨てず、発言の勇気を尊重する

発言を承認する言葉掛けによって、会議の場全体に
「発言してよかった。」 「あれでよかったんだ。」
~と、発言することへの肯定感が生まれてきます。

発言する ⇒ 認められる ⇒ 発言することへの抵抗が下がる
⇒ 発言がしやすくなるという“発言の好循環”に!

発言を機に、その他の視点を募ることも有効です。例えば、
「他にはどうですか?他の視点をお持ちの方はいませんか?
いろいろな意見が上がると○○の意味で助かるので、
どんどん声をいただきたいのですが」など。

参加者を観察し、心が動いた人に意見を募る
「○○先生、いま何か心が動いたようでしたね。聞かせてもらえませんか?」
~心が動いた直後は声を出しやすい傾向があります。

また、自分と向き合う時間を取ることで、考えを整理する機会になります。
(意見を持っていないのではなく、準備ができていないだけということもある)

たくさんアイディアを出してほしい時は、ポストイットを数枚ずつ配るのも有効です!

是非あなたの園でも実践してみて下さいね☆

12月8日の意見を出しやすい会議のポイント 会議ファシリテーション(リンクあり)では、
このあたりの工夫について、ワークを交えて体感し、会議に生かせるエッセンスを持ち帰っていただきます。
ぜひ、この機会をお役立てください!

2019年2019年12月8日 『信頼を生む言葉の引き出しを増やすために~EFカードワークショップ~』&『意見を出しやすい会議のポイント 会議ファシリテーション』

園内ファシリテーター育成講座