大切なのは”命”~現場のマンネリ・やらされ感を自分事に巻き込む危機管理の姿勢【カトレア事例検討会】2023年3月開催

保育コミュニケーション協会オンラインサロン、3月のカトレア事例検討会を開催しました。
テーマは「安全管理、どう取り組んでいますか?」
安全管理に取り組む手前に、まずは自分のメンテナンスも大切。
~というわけで、チェックインにて「私の身近な安全管理」をテーマにお話していただき、自分の今を受け入れ前を向いていくための工夫を分かち合いました。

その後は「子どもが元気に過ごせているのは、奇跡の連続」という観点から園内の危機管理において

  • 気になっていること
  • 取り組んでいること
  • 試行錯誤していること
  • うまくいったこと

~をお話してもらう場に。

その中で「自園でも危機管理の話し合いをしたり計画や振り返りをするのに、その場が終わると意識が継続しないのはなぜだろう?」という問いが沸き上がってきました。
どうしてだろう?
なんだか、葉先の話をしているようで本当に大切な部分が見えていないような気も。
危機管理――の前提に、「本当に大切なことって、何だろう?」という問いを場の中で深めていくと…
「保育の価値」
「命(いのち)」
…という声が。

大前提として、私たちは「命」を預かるお役目である。
「成長のために」「体験させてあげたい」「見れている」といった感覚があったり、
「どうなんだろう…」と思っても、空気を乱してしまうのが怖くて言い出せない人もいるのでは?という声も。
「保育の価値」や「成長の喜び」というハイドリームと、最悪の事態というロードリームを両方握りながらも、「そうならないために何ができるか」を職員が自分で考えていくことができる風土を作っていけるといいですね。

ちょうど、3.11の2日前ということもあり、大川小学校での組織のリスクマネジメントの課題へと視点を広げる中で、危機管理に向き合う姿勢として気になったことや違和感を感じたことがありました。
若い先生もベテランも空気を読みすぎるのではなく、時にメスを入れるようにテーブルに上げられるような組織の在り方が大事なのではないか。
「それを作っていくのがこれからの大事なお役目である」というお話に、一同深く頷いておりました。

園には、それぞれの背景があり事情があります。

それぞれの明日への一歩・気が付いたこと・持ち帰りたいものを5つ書き出してもらい、再チェックアウトの一言を話す瞳は、決意とともにキラキラ輝くみなさんなのでした。

▼オンラインサロン『カトレア』の詳細は、こちらから

オンラインサロン新展開の現状と、ご案内
ローズ・リリー・カトレア・プレミアム・法人
動画を見る

関連リンク

子どもの権利とは【オンラインサロン カトレア事例検討会】2023年2月開催レポート
こどもにとってどんな場所でありたいか?【オンラインサロン カトレア事例検討会】2022年12月開催レポート
保育とLGBTQ〜私たちのversion UP【オンラインサロン カトレア事例検討会】2022年11月開催レポート

コメントを残す