価値観を生きる!2021年7月スタート【コーチングアドバンスコース】第3回目 ご報告

本日のテーマは、「価値観を生きる」。
価値観・・・って、深く考えたこと ありますか?
よく、現場では「あの人とは価値観が合いません」といった言葉を耳にしますが、それは「気」が合わないだけですね。

同じ場面にいても、気が合っているように見えても 感じていることはさまざま。
たとえば、
「次の役員、だれにしますか?」とシーンとなる場面でも
ある方は 貢献する喜び・使命感から、「誰もやらないなら私が・・・!」と感じているかもしれません。
ある方は、「なんか、このムードが耐えがたい。自分が責められているような気がする」と感じるかもしれません。
ある方は、「自分がやるなんて、絶対嫌!」と。
ある方は、「誰かにやって欲しいけど、自分には自信がない」と。

そうすると、その気持ちの元になっている価値観があるのです。
(ここは、それぞれの奥にある価値観を聞き取るコーチングが必要です)

本当の意味での価値観は、表面的な出来事の奥にある見えにくいものであり、自分でもなかなか気付くことができないものだったりします。

では、どういうときに顔を出すのか?それは、充実感を感じるとき・怒りを感じるとき。その根底にある価値観に触れるから、心が動き、ある出来事が起こるんですね。

無自覚でいると、なんかの拍子に感情が動くこともあるかもしれない一方で、自分自身の価値観を知り、大切に生きることで 他者からどう思われようと 自分自身の充実感が感じられる人生を歩んでいくことができます。

そういった状態を、仕事の中でも創っていけるといいですね。
価値観は多様でも、目指すゴールが一緒なら それぞれの価値観にとって意味ある一歩を理想のゴールへ向けて引き出しつつ、歩を重ねていけばいいのです。

はて、私自身の価値観とはーーー?
とメンバーがモヤッとしたところで、未来の自分に会いに行くヴィジュアライゼーションを。

「見えました!!」「幸せそうでした!!」という声が続出、
そこに向けて大切にしたい自分の一歩を握りつつ、
他者の価値観も尊重しながら生きていくための一歩に思いを馳せるひとときなのでした。

 

アシスタント 香先生の振り返り

はじめに講座の冒頭で「自己管理」の振返りを、皆さんで行いました。

内容は、感情モニタリングの快・不快についてです。
これは受講生の皆さんが自主トレを行ったり、日常の生活にも取り入れたりすることで、”実は不快と思っていたことが、快だった”など、取り組まれていたというお話を聴きました。

美里先生からは、コーチとして大事な感覚になるので、常にモニタリングをし、「あっ、今私こうなのね、OK。」「今、どう?」と自分と向き合い続けるセットアップをすると、クライアントと一緒に良い関係性を創っていくことができると、お話をいただきました。

本講座のテーマは、第三回目『価値観を生きる』です。
価値観とは、自分が気づかないうちに、自分を突き動かしているもの、人生の中で自分自身が最も価値観を感じている、大切にしているものである、というものでした。
 
皆さんがセッションされた後に、美里先生が「価値観を何となく感じられたな、これかな、この辺りにあるのか…感じた方はその感じを握っておく。感じにくかった方は、モヤモヤした時と嬉しい時の根底にある感覚を握っておく。ここに価値観の何かが眠っている。」と話された時、私がデモセッションをしていた時に感じた感情は、まさにそれだ!と思いました。
価値観が心の奥底に眠っている、ということを改めて感じた瞬間でした。

そして、もう一つの側面から自分で感じ、イメージをする『未来のワーク』を行いました。
どうして価値観でこのワークをするのかというと、価値観を大切にする生き方をフルフィルメントと言います。自分自身の充実感を身体中で味わって未来を選択するとしたら今自分自身はどう生きたい?そのきっかけとしてワークをしました。

美里先生が未来に連れて行ってくださったことで、皆さんが体験され違った側面から自分の価値観について気づかれたのではないかな、と感じるほどに、ワークをされた後の皆さんの顔は、まるでお風呂から上がったような温かい印象を受けました。

最後に美里先生が仰った「自分の価値観と相手の価値観は違う。だけど自分を大事に自分を許可することで、自分も相手もよりよく生きる。」という言葉が印象的でした。

今回の皆さんの受講されている様子を伺っていると、とても感受性が豊かで、自分自身を見つめることができ、自分と対話ができるのだと感じました。

コーチングは自分自身を見つめ直せるチャンス。
アドバンスコースは心の深いところまで掘り下げることができると、私もアシスタントをさせていただく中で感じることが出来た時間でした。ありがとうございました。

アシスタントの感想

いよいよコーチングも折り返し地点にきました。スタートでは、松原先生の前回の振り返りの内容を聴く受講者の皆さんは、これから始まることに少し緊張しているような様子でしたが、様々な場面を思い出しながらこれまでの気づきを書き出すと、表情も柔らかくなっていきました。

前半の講義内容は「聴く力」です。3つの傾聴レベルを使い分けるという高度な聞き方を学んだのですが、難しさから受講生の皆さんは目線が下になり、「何がなんだかさっぱりわからない」という不安な様子が漂っていました。

ですが、松原先生とアシスタントのデモセッションを見て、その違いを書き出すことにより、混乱していたことを整理できたように感じました。少しずつ理解の方へ向かっているようで、だんだん眼差しも力強くなってきました。

デモセッション後、3人1組交代で3つの傾聴を体験した後、感想をアウトプットするとさらに理解が深まっていったようです。

後半は、「感情を味わう」ことをサポートする方法です。普段、自分の感情を押し込めてしまいがちですが、感情を味わうことで深いところにある気持ちに気づくことができ、コミュニケーションの幅が広がっていきます。

これも役割を決め、3人1組交代で体験してみました。体験を重ねるたびに、怖さがなくなっていっているようで、笑顔が増えてチャレンジを楽しんでいるようでした。

感情を味わう体験をした感想として、感情に寄り添うことの大切さを体験できた、ただそこにいるあり方の大切さを学んだ、コーチングを学んでこうでなくちゃいけないという気持ちが外れてきて、良い気づきが得られた、など自分の想いを楽しそうに話してました。

今回のように体験のセッションを数多く経験することで、できないかもしれないという不安がどんどんなくなっていき、セッションを楽しんでいる姿が見え、苦手だから、わからないからやらないというのではなく、失敗しても経験を積み重ねることで、それが自信につながっていくことを目の当たりにしました。

このコーチングの学びは、チャレンジ精神も鍛えることができるんだなと思った回でした。

次回はいよいよ最終回です。次回までの1か月、受講生の皆さんは日常でどのような変化が起きて、どんな気づきを得ているのでしょうか。とても楽しみです。

 

 

参加者の感想を一部ご紹介します

ご感想①

未来の自分との対話はパワフルでした。自分自身の在り方の変容に正直驚いてます。コーチングとしてはまだまだこれからの自分で、学び続けていきたいと思いますが、この変容には感謝の言葉が見つかりません。ありがとうございました。


ご感想②

未来の自分に会う…20年後の自分に会い戻ってきた時に泣きそうになりました。未来の自分が今の自分を抱きしめてくれたような不思議な体験でした。しばらく心がほっこりしていました。もう少し感情モニタリングも続けてみたいと思います。 自分の価値観だけではなく相手の価値観にも気持ちを向け生活してみたいです。


ご感想③

この講座を受けることで、自分の価値観はこれだというものが見えてきました。自分の価値観が見えてこないと、コーチングをしたときに、相手の感情・表情によって気持ちがぶれてしまい、どうしたらわからなくなってしまうことになるのではないかということに気がつきました。気がついた自分の価値観を失わないように過ごしていきたいです。

 

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