多様性を受け入れ合うための対話 2021年9月【リリー相談定例会】ご報告

保育コミュニケーション協会 オンラインサロン、リリー(管理職・リーダー)のための定例相談会でした。

みなさんの近況を小部屋でシェアする中、続々帰宅後のメンバーがジョイン。

今月のリリー動画(メンバー限定配信動画)のテーマが「働きやすい職場づくり」ということで、その鍵となる“多様性”を入り口に それぞれが感じていることを出し合うことに。

その後の振り返りの中で、どこかで「ここまでで止めておこう」「これ以上は踏み込まないほうがいい」というあきらめのような場の声に「どう解決してあげようか」「いいことを言ってあげたい」といったシステムがちらほら…。

解決することではなく、まずは問いを立ててみませんか?ということで、さらに小部屋で蓋を外してその奥にある〈真意(深意)・本音・止めているもの〉を出し合う流れになりました。体験を通して気づき合うことによって生まれる変化に「そうか…!」という体感が起こり、瞳が輝く一幕も。

こういった感覚を、それぞれが現場に持ち帰り、問いを分かち合っていただけたらいいなぁと感じました。

じゅんちゃんより

9月1日(水)はリリー定例会でした。今月のリリー会員限定動画のポイントである「働きやすい職場作り」
・人間関係の良い職場とは
・多様性を尊重し合える柔軟な組織へ
・対話(ダイアローグ)とは?
~あなたの職場には、どんな人がいますか?~を切り口に、それぞれが感じていることを、ブレイクアウトルームに分かれて話し合いました。

出てきたお話をまとめると、
・人間関係の難しさ
~自分とは違う相手の思いに、どう寄り添っていけばいいのか等~
・そもそも多様性とはどういうことか?
という内容が中心となっていたように思います。

自分の思いを伝え合う中で、時折、松原先生からのアドバイスがあり、じっくり深く物事を考える時間もありました。この定例会を通して感じたこと。自分自身が抱いている、本当の思いや願いに気づく経験や体験を、私自身、あまりしてこなかったように思います。自分の気持ちとじっくり向き合ったことで、見えてきた景色が違ってきました。

その一つとして、園にはいろいろな考えを持った人達がいます。自分の思いを押し付けるようなあり方でいては、関係の構築は難しく、いつまでもモヤモヤした気持ちを自分自身が抱えたまま、仕事をすることになるのではないかということに気がつきました。そのうえで、多様性とは、自分とは違う人の思いや考えを理解すること。その人たちに寄り添い、コミュニケーションを取っていくことで、関係が築け、同じ方向を向いて保育ができるようになっていくのではないかと感じました。

このことを頭では理解できても、日々の保育の忙しさの中で、忘れてしまいそうになるかもしれません。そんな時は、深呼吸をして、自分の胸に手を当てて、自分は今どんな気持ちでいて、どうしたいのかをじっくり味わい、自身に問うてみたいと思います。それが人との関わりの土台となっていくのではないかということに、今回の定例会で私自身、学ばせてもらいました。

 

参加者の感想を一部ご紹介します

ご感想①

この定例会はどんどん深くなっていくなぁと思いました。ざっくりした話題でも、小部屋で話すとあっという間に深くなり、私も参加の皆さんも気づきを掴んでいます。参加する方たちの心の変化も感じることができて、とても面白いです。


ご感想②

自分の価値観を知る事ができた事と、リリー定例会の意図が分からずに参加していたことに気づく事が出来ました。


ご感想③

答えを出したくなる癖があることに気づいてモヤモヤしましたが、新たな課題としてフラットな気持ちで居られる自分の在り方をこれから日々学んでいきたいと思います。

 

関連リンク

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