ファシリテーション力を身につけたい?
こんにちは、松原です。
保育士キャリアアップ研修 マネジメントを担当させていただく中で、
出来ることがいろいろ見つかり、
さまざまな計画を立ててやっていこうとする中で
「自分一人でがんばろうとせず、みんなの力を借りながら進めてくださいね」
~とお話をしています。
それをしていくためには日頃のコミュニケーションが大切なんですが、
それとともにみんなの力を引き出していくファシリテーション力が肝になってきます。
ただ、ファシリテーションは
すでに内容盛り盛りの15時間の中では持ち帰ってもらうことが難しいので
「語り合いの場作り」として、
対話の楽しさを持ち帰ってもらうことにしています。
で・・・ファシリテーションなんですが。
以下、園内ファシリテーター育成講座 ZOOMレジュメの1より抜粋しますね。
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ファシリテーターとは
『話し合いにおける相互作用のプロセスから、課題を達成するために
多様な人材のアイディアや気付き・相互理解や情報共有を促進する技術』
であり、ファシリテーション能力によってチーム内での理解や合意形成を
サポートする重要な役割を担う人。
園内ファシリテーターの存在によって
自らの目指す方向だけではなく
他の職員の求めていることを知るための視点が身につき、
職員の心を掴む捉え方・アプローチの仕方が分かる。
叡智を導き出す調整役
『自分一人がリーダーとして解決策を考えだす役目』なのではなく、
他の仲間の意見や気づきを引き出し、園にとって良い答えを
導き出すことによって、多様性の分だけ可能性が広がる。
一人で頑張らず、みんなで成果を発揮する土台の作り方が分かるようになり、
園全体がより良くなるための仕組みを創ること。
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~としております。
保育の場は、人と関係性の質が“保育の質”につながる場であり、
いい化学反応が起こってくると、仕事をしていても楽しいですし
どんどん新しいことを提案したくなり、前に進んでいきます。
たとえば外部講師や、第三者が外部から来て行うファシリテーションだと
利害関係もなく、場がフラットに保たれるために
その場はとてもいい時間になりますが
何かみんなで考えるべきことが立ち上がった時に
自分たちでどう導いていったらいいのか、途方に暮れてしまうこともあるかもしれません。
だからこそ、自分の園は自分たちで良くしていく。
そのためのファシリテーション力です。
とはいえ、外部の方が行うよりも実は難しいのが、園内のファシリテーションです。
理由は、
・これまでの一人一人との関係性
・立ち位置による影響
・自分自身の感情
~といったことがファシリをしている場に影響してくるからです。
私自身、ファシリテーションという観点では
*本間直人師匠のアシスタントとしてさまざまな研修に同行させていただく
*イマジンヨコハマ(横浜の150周年イベント)でワールドカフェの場作りを教わり、
地域の人へ向けたWSを開催
*↑が楽しかったので、LOVEあばしり語り合い会にて語り合いの場を9年ほど。
~を体験してきましたが、
一番難しいなぁと感じたのは、やはり自園でのファシリテーションでした。
「人間だもの」 By あいだみつを です。
職員とのやり取りでは、それまでの経緯やお互いの先入観・感情が湧いてきたり……。
施設長という立場・複雑な背景を伴う提案をする中で、
つい自分の思いが場に影響をもたらしていたり…。
このあたり、本当に筋トレです(笑)。
「もっと場作りが上手くなりたい!!」
~というわけで、Dannaこと田村洋一さんの
無敵のファシリテーター養成講座(ムテファシ)を受講したり。
その都度、園の会議や日常の場で
ゴールだけ握って場をホールドする試行錯誤を実践しながら
何気ない場作りに還元することが出来るようになってきました。
このあたりの筋肉は、いま講師として場に還元しています。
(松原の研修や講座は、基本 受講者が主役のファシリテーション型で行っています。)
できれば、ひと園に一人、ファシリテーションができる人がいて
その人の場作りに学び、園全体がお互いを生かし合えるような
素敵な場になっていったらいいな。
~そう願っております。
ファシリテーションで大切なのは、知ることではありません。
「実践すること」です。
じゃ、どうやったら実践できるようになるのか?
まずは場に意識を向けること。
どんな場になったらいいのか、ゴールを明確にすること
場をホールドする感覚を身に着けること。
一緒に場を創っていく、ワクワクする感覚を体験すること
~ワクワクは伝染していきます。
そのために概念を知り、
その視点から園内や日常生活を捉えてみること。
実践で自分自身が体感した感覚を、今度は自分がホールドする側に立ってみること。
うまく行くこともあれば、「なんで?」と思うこともあるでしょう。
試行錯誤を重ねながら、やってみた感想を次の回につなげ
知識と体感・実践をらせん階段の様に積み重ねていくことを
5か月かけてやっていくのが、園内ファシリテーター育成講座です。
「実践があるから、その後園でやったことを宿題で持ってこれるのがいい」
「5か月あるから、楽しみができた」
~という声をいただいております。
<その他、第1期の皆さんの声は、こちらをご覧ください>
保育士さんの笑顔のために~園内ファシリテーター育成講座 受講者の声
園内ファシリテーター育成講座を通して得られたもの・自分自身の成長
10月スタートの園内ファシリテーター育成講座
現在、参加者を募集しております。
気になった方はぜひ、気軽にお問い合わせくださいね。
ご一緒できるのを楽しみにしております。