育成は、園の未来へ向けて人を育てる取り組み

「なかなか新人さんが続かない・・・。」
「せっかく入ってきたと思っても、少ししたら辞めてしまう」
「続けられる人に来てもらいたい」

~こういった声、
きっと、育成にもどかしさを感じている方の中には
「わかる!」という方も少なくないのではないでしょうか。

これまでの保育業界では、「見て盗め」で
先輩の背中に学ばせてもらうことが多くありました。

当時は、保育者になりたい方がたくさんいて
園の数が限られていました。

つまり、「狭き門」。

入職できたらラッキー、
なんとかしてついていけるように工夫をし
生き残ってこれた保育者が、いまベテランさんとして
お仕事をされているのではないでしょうか。

けれども、いまはその頃とは様子が少し変わり
待機児童解消のため 園の数は増え、
保育者が足りない状況になっています。

ここで大切なのは
「続けられる工夫・仕組みをどう作るのか?」
~ということです。

園の理想の状態へ向けて、
園内の仕組みを見直し、
「こうなってほしい」といった保育者像へ向けて
個人の資質を生かしながら
意識的にかかわっていくことが大切です。

そのために、
・模倣
・ティーチング
・コーチング
~といったかかわりを活用しながら

一人一人が安全で自分の居場所だと感じられる環境を作ること、
成長のチャンスを段階を追って登っていくこと。
そこに、希望が感じられる「一緒に喜び合える関係」があることです。

日々に追われてしまう忙しい保育ではありますが、
「急がば、回れ。」
こんな時だからこそ、これからじっくりと
保育者を育んでいくためのチャンスと考えて
園内の現状・理想の状態を絵で描き出して、整理してみましょう。

育成とは、
園の希望あふれる未来へむけて
意図的に人の可能性に関わり、
人をを育てていくこと。

そのためには、立ち止まって タカの目から全体を見下ろし
作戦を練ること=戦略が大切です。

園内の信頼のおける人と一緒に
「現状」と「理想の状態」について絵で書き出し、
話し合ってみてくださいね。

そこから、他の人を巻き込みながら
育成計画を進めていくことが大切ですね。

新しい人が続けられる育成の仕組みを応援しております。

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