私がファシリテーター!?会議・場の司会を担当する方が覚えておくと良い流れ
こんにちは、保育コミュニケーション協会 松原です。
4月になり、新たなお役目を
担うことになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
じつは、保育コミュニケーション協会オンラインサロンも
リーダー会のメインファシリを交代することになり
先日より、新たなファシリテーターが場を支えることになりました。
ご本人は園内ファシリテーター育成講座の修了生ではありますが
突然のお役目に戸惑いも感じた様子。
おさらいとして 言語化することで
ご本人がやりやすくなる目処が立つとともに、
他の方にもお役に立てるのではないか。
~ということで、こちらにて
ファシリテーターとして場にかかわる際の流れをご紹介いたします。
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1.今回の場にちなんだ”つかみ”や事例
~入り口としてアンテナが立つようなお話・園内での困りごとの一例・
他園での似たような事例などをお話しすることでアンテナが立ち始めます
2.今回のMTGテーマの前提・ゴール・募りたい内容を提示
~バラバラな理解度の人の意識が共通認識となるよう、ざっくりと背景など共有
(長くなるとダレるので、コンパクトに。まとめ力、重要!!)
~個人の目的ではなく全体にとってHappyない状態となるゴールを設定し、
「そうなれたらいいよね・・・!」とワクワクを引き出す。
3.メンバーに意見を募る
~アイディアの拡散
(ファシリテーターが答えを持っていると、参加者が空気を読み始めるので要注意。
さまざまな角度から声が挙げやすくなるよう、配慮を)
~それぞれの中にinするようなイメージで場に言語化し、分かち合う
(発言してくれた勇気に感謝を)
4.場に出てきたエッセンスを集約する
~出てきた声を多面体の一つと捉え、言語化する
(だれかの意見にとらわれず、すぐに正解!と飛びつかず
テーブルの上に上げてみんなでお互いの声に耳を傾けたことで
浮かび上がってくる多面体の真実に耳を傾けてみる)
~今回のテーマの本質を取り上げる
(出てきたさまざまな声を味わっていると、本質が浮かび上がってくるので
ファシリは場の声をPickUpし、
あらためてそこについて場の声を募ってみる)
5.まとめ・クロージング
~ここまで1~4の展開・印象的な場面を言葉で振り返り、
★決まったこと・アクション
★今後へ向けた課題
・・・について全体で確認をした上で
チェックアウトとなる感想をひとこと伝え、場を閉じる
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いかがでしたでしょうか?
実際には、ゴールの設定・人の立ち位置やニーズ・利害関係・場作りの配慮・
インストラクションをしていく上での工夫・場からどう声を引き出すか?などありますが
そのあたりは言葉でお伝えするのは難しいので
園内ファシリテーター育成講座をお役立て下さい!
園内ファシリテーター育成講座
第 1回目 ファシリテーターとは・地図とコンパス・安全な場作り・アイスブレイク
第 2回目 ニーズ・それぞれの「今」・変化成長の段階・園の理想の状態
第 3回目 U理論とは~変化の道のり・理想の園へ向けた取り組み
第 4回目 受ける側から、もたらす側へ・「話す」と「伝える」
第 5回目 分かりやすいインストラクション・聞き取りやすい発音・ジェスチャー
第 6回目 場から引き出す・場の声から一緒に創る
第 7回目 システム思考・場とは・変化のプロセス
第 8回目 場とは・システムの声を聞く・参加者に寄り添う
第 9回目 メンバーの意欲が高まる仕組みづくりとは
第10回目 システム思考・日常をシステムで読み解き、ヒントを見つける
第11回目 ファシリテーターとしての心がけ・振り返り・明日へつなげる仕組み
第12回目 プロセスに寄り添う・ファシリテーション実践・場のマネジメント
第6期は、4月12日よりスタート
途中から合流の方へ、動画+補講もあります。
お役立て下さい。