フィードバック力を鍛えるために【講師研究会】2021年12月ご報告
認定ファシリテーター講師育成講座から実践力を高めていきたい方のための12月の「講師研究会」でした。
私からの11月・12月の研修時期を通して感じている課題感や取り組み・みなさんの近況シェアを踏まえて、今回のテーマは「受講者の力を引き出すフィードバック」
◆ 主観ではなく、客観的に
- 場に対して
「みなさんの真剣なまなざしに、現場への意欲を感じます」 - 受講者のコメントに対して
「先生が○○をされたことで、現場に○○が起きていますね」 - ワーク時、グループや存在に対して
「率直なコメントによって、場が動きましたね」
などと伝えていくことで場が動き、より前のめりになってプログラムと受講者の気付きが一体化していく大切なアプローチです。
とはいえ、これプログラム内容に意識が向きすぎるとスルーされてしまったり。
「なんとなく」ではぼんやりしたコメントになってしまったりと、私自身もコーチングのトレーニングや先輩たちの素晴らしい講座や場にお邪魔する中で学んで身につけさせていただいたもの。なかなかファシリテーション講座では扱うことが出来ないテーマでもあり、後押ししていきたい講師たちに身につけていただきたい切り口でもありました。
今回は概念を元にそれぞれの「チャレンジ」にお互いがフィードバックの言葉を当てていきました。
それぞれが言語化や距離感の課題に気がついたり、人の個性や感性が表れる唯一無二の言葉のプレゼントであるフィードバックを目の当たりにして「こんな表現の仕方があるんだ」とお互いの引き出しが増える豊かなひとときとなりました。
認識した瞬間からそれぞれの在り方が変わりチャレンジが始まっていく姿に、可能性の広がりを感じてワクワクしました ♪
可能性に開いた素敵な人が溢れていくと、出会った一人一人の人生の扉が開いていきますね!
場を創って切り口を提案することで、私自身も気付き豊かさの懐が広がる「受け取る循環」の恩恵を味合わせていただきました ♪
講師研究会は、ファシ講修了生に限らず、講師としての情報交換やブラッシュアップをしていきたい方も大歓迎です。
参加者の感想を一部ご紹介します
ご感想①
皆さんのフィードバックを聞いて、人によって着目点が様々であることや感じたことを表現する言葉も色々であることを知り大変勉強になりました。そして何よりも、参加されている方たちとの一体感が心地よかったです。
ご感想②
フィードバックを時間内に伝えるということが、どの言葉にして伝えていくか瞬間に判断をするちからも必要なんだなと感じました。フィードバックをもらう側も、とても学びになりました。いろんな見方、感じ方があるんだなと思ったことと、人から見たわたしの印象も思うことと違うことも、教えていただきました。
ご感想③
フィードバックのやり方次第で、参加者の雰囲気やモチベーション、研修に向かう姿勢などが好転することがよくわかりました。また、丁寧に肯定的に返す事程度であまり気に留めていませんでしたが、実はとても重要だという事が改めてわかりました。
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