世代間のギャップを知り、 相手の背景に寄り添ったコミュニケーションを【講師研究会】2024年1月開催レポート
認定ファシリテーター講師育成講座修了生へ向けた、2024年1月の講師研究会を開催しました。
今回、メンバーに対してネタ募集を行い、以下のような意見が寄せられました。
「若手の職員との感覚の違いに着目し、世代間のギャップからニーズを読み解いてコミュニケーションするアプローチを模索したいです」
このアイディアを基に、○○世代に焦点を当てたマーケティング記事をいくつか読み、社会システムの変化を理解しつつ、急遽、研修帰りの新幹線🚄の中でレジュメを作成しました。
進行した内容は以下の通りです。
- 松原の最近の状況
- それぞれの近況
- 世代別の特徴と傾向
- ニーズを尊重した関係性へのアプローチ
これにより、若手との感覚の違いを踏まえ、世代別の特徴を理解し、それを元にニーズを尊重した良好な関係性を築く方向性を模索しています。これらのステップを経て、より効果的なコミュニケーション戦略を構築することを目指しました。
世代間のギャップ…
- a世代: 2010年以降
- Z世代: 1995年~2010年
- ミレニアル(Y)世代: 1980~1995年
- 就職氷河期世代: 1970年~1984年
- バブル世代: 1960年~1970年
- しらけ世代: 1950年~1960年
- 団塊世代: 1947年~1949年
諸説はあるものの、社会の背景を読み解く中で、これらの世代の傾向を振り返ると、確かに理解できる点が多々あります。
「モチベーション革命」の切り口から、アメリカの心理学者のマーティン・セリグマンによる幸せの5つの種類を読み解き、それぞれの身近な人に焦点を当てながら出来ることを見つけていくうちに、個々の必要なニーズが見えてきました。
「この人がどう…という個性とはまた別で、背景を知ると納得できることがたくさんあった。それを受け入れて、自分から関わっていきたい」
「好きなようにやっていいよ、というのは分かりづらかったのかもしれない。達成感を感じられるように、スモールステップで関係性を丁寧に紡いで行くようにしたい」
「これから新人育成のプログラムを創り直すところだったので、これらを踏まえて考えていきたい。」
自分にとっては当たり前でも、相手にとってはそうではない…ということを胸に留めて、お知らせや受講者に話す内容も、それぞれの背景を踏まえたエッセンスを織り交ぜていけるいいなぁと感じました。
保育コミュニケーション協会では、認定ファシリテーター講師育成講座の修了生やこれから講師業を担って行きたい方、そして保育コミュニケーション協会の連続講座や松原先生が担当してきた研修を自分が担当していきたい方など、さまざまな方々を対象としたプログラムを開催しております!
《プログラムの特徴》
- 認定ファシリテーター講師育成講座の修了生や講師を目指す方を対象にしたプログラムです。
- 講師業に携わる中で試行錯誤している方や、相互支援の居場所を求めている方に最適です。
- 園を越えた工夫や情報共有を希望する方には、多くの学びの機会を提供します。
- 利害関係のない本音のフィードバックを求める方に、客観的なフィードバックを受け取る機会を設けています。
《参加メリット》
- 参加者から新たな視点や気づきを得ることができます。
- プログラム作成の壁打ち(ブレスト)体験を通して、打開策が見つかることでしょう。
- 参加できない時でも、開催会の動画を通して気付きを得ることができます。
- 動画による振り返りを何度も行い、新たな気付きを得ることができるでしょう。
- 不定期にリクエスト内容に対して、講師松原からの動画解答を提供します。
- 今後へ向けたイメージトレーニングを行い、自身の成長をサポートします。
- このプログラムでは、受講者が主役となり、成長と発展を共に築いていくことを重視しています。
- あなたのニーズに合った学びの場を提供し、講師業のスキルを向上させるお手伝いをいたします。
▼講師研究会はこちら!
参加者の感想を一部ご紹介します
関連リンク
自らの力として融合し新たなスタートへ~保護者とのコミュニケーション【講師研究会トレーニングコース】最終回レポート
保護者とのより良いコミュニケーションのために【講師研究会トレーニングコース】開催レポート
体感ワークを思いつく、無限の泉 【講師研究会】2023年9月開催レポート