相手に届ける意識が、新たな自分を後押ししてくれる【認定ファシリテーター講師育成講座 ZOOM4】開催レポート
今期より、事前のレクチャー動画と当日のリアルタイムでファシリテーターの元、それぞれの感じていることをアウトプットしたり響き合うことを中心にスタートしていく『認定ファシリテーター講師育成講座』第8期の4回目を開催いたしました。
研修や何かの受講者・参加者でいる体験。
~それはとても豊かで、くせになるもの。
私もセミナーショッピングのようにいろいろな研修に足しげく通っていた時期がありました。
学びって、楽しいですよね。
そこから、今度は自分自身が講師としてのチャレンジを重ねるようになり、見える世界が一変しました。
そうか――創る側は、こういう意図や工夫・仕掛けを握っていたのか…と。それからは、何を受講しに行ってもコンサートやLiveに行っても、作る側のプロデュースの視点が気になり、すべてが学びになりました。
今回の認定ファシリテーター講師育成講座では、前回の研修をさらに具体的に掘り下げ、講師としてのスキル向上に焦点を当てました。講師としての重要な要素である姿勢、声の使い方、表現方法、明瞭な発声などを練習しました。
講師の役割は、常に観察される存在であるため、身体の使い方にも意識が必要です。そのことを常に意識して、姿勢を整えるために肩回しや肩甲骨の調整、腹筋の鍛え方を実践しました。
オンラインでもリアルでも、相手に届けるつもりで声の面を相手を包み込むようにすることで声の面が揃います。そんな中で、参加者は一つの文章を言葉に表し、お互いにフィードバックとリクエストを送り合い、相互支援と磨き愛の場を築いていきました。
面白かったのが、それまでは「恥ずかしい…」と感じていたメンバーの変化でした。他の人のために役立とうとする姿勢を持ち、自分を横に置いて役者のように振る舞うことで、グッと素敵でこれまでとは表情もあり方も違う一面を見せてくれるようになりました。
このような変化には、お互いにインスパイアされる相乗効果もあり、仲間との協力が素晴らしい結果を生むことが再確認できました。
「これまでは、なんとなく話していました。」
「伝える覚悟が大切なんだと気が付きました。」
そう語る情熱的な在り方に、新たな魅力を見つけてワクワクする私たちなのでした。
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アシスタント:じゅんさんの振り返り
まずは、zoom3の振り返りから講座はスタートしました。
前回、何を学んだか頭の中で書き起こせるように、松原講師から丁寧に話をしてもらい、その気づき等をブレークアウトルームで話し合いました。
出てきた声としては、以下のようなものがありました。
- これまでのやり方を手放すことの怖さを感じた。
- 自分が気づかないふりをしていたことに気づいた。
それぞれの気づきを、具体的な事例を挙げてもらったり、補足をしてもらったりすることで、混乱していた部分が整理できたように思います。
松原講師から学びへと、よりつながるような橋渡しをしてもらい、事前レクチャーへと進んでいきました。
今回の事前レクチャーでは、以下について学びました。
1.受ける側から、創る側へ
2.相手に渡る話し方
3.講師にとってのインストラクション
4.インストラクションのポイント
レクチャーを見ただけでは学びに落とし込めない部分については、事例等を挙げてもらいながら話をしてもらい、感想として以下のようなものがありました。
- 講師の視点での経験がまだ実感できていない。
- ワークを導入する意図は理解できたが、自分が実際にできるかどうか不安。
受講生から、講師側の視点に皆さんが立ったことで、わからない部分も多くなったと思います。ですが、今後学びを継続していく中でじっくり落とし込んでいけるよう、講師より背中を押してもらいながら、zoom4の講座へと進みました。
zoom4では、以下のポイントに焦点を当てながら学びを深めていきました。
伝わるための工夫
- 立ち方
- アイコンタクト・目線の配り方
- 声の届け方
- 間の取り方
- 強調
- ジェスチャー(身振り手振り)
- 発音
今回の講座の中で、印象に残ったものは、「発音」の部分でした。
簡単な印象を受けていたけれど、実践してみると難しかったということを皆さんが感じていたように思います。
レジュメに記載されている「ゆっくり大きな口を開けて発音ができるように」という部分は重要ですが、それだけでは伝わりにくさを感じることがあります。松原講師からのアドバイスを元に、以下のエッセンスを取り入れることで、聞き取りやすい発音を実現できたように感じています。
- ジャスチャーを入れる: 言葉だけでなく、手の動きや身振りを使って意味を補完することで、相手に伝わりやすくなります。
- 状況をイメージする: 発音する言葉の背後にある状況やシーンを具体的に想像することで、自然な発音ができます。
- 言葉に意味を添えて: 単なる音の羅列ではなく、言葉の意味や文脈を理解し、それに合った発音を心掛けましょう。
これらのポイントを意識することで、より効果的な発音を実現できるのではないでしょうか。
今回は、考えることより、体を“動かす”ことが多かった内容でした。
これは、講師として登壇する以外の場面でも活用できる大事な部分であると感じています。レジュメの文言でなくとも、自分が話をする時に意識するだけでも身についていくと思います。
私自身も、皆さんを支えていく立場として、伝わりやすい話し方ができるように、日常の場面で練習していきたいと思います。
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