ワークを想定したインストラクション【認定ファシリテーター講師育成講座 ZOOM6】開催レポート

「あれっ…このお話、この後のワークや展開とどうつながっていくのだろう…?」
~そう感じる場面、ありませんか?

認定講師修了生によるテストやトレーニングコースの中でも、あらためて大切だなぁと感じるのが、この部分。
今回は、参加者目線から仕組みを作る講師目線へと視点が転換していくのを、ワークを通じて体感する時間となりました。
認定ファシリテーター講師育成講座 第8期のZOOM6を終了いたしました。

前回は、研修の中でのインストラクションの位置づけや伝えるための工夫についてワークで実感する回。

今回は、そういった体験を踏まえて実際に

  • あなたなら、研修のどんな場面で活用しますか?
  • 受講者にどうなってほしい?
  • 仮説:今はどんな状態か?
  • どんな変化があると良い?
  • 良い変化のために、どんな体験があるといい?
  • 良い変化のために、どんなエピソード(自分ごとになるきっかけ)があるといい?

…について考え、その後 実際にシナリオを書き出したものをインストラクションしていただき、お互いにフィードバックしあうワークを行いました。

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アシスタント:じゅんさんの振り返り

前回の学びを振り返り、宿題として挙がっていた「インストラクションを意識」してみての気づき等をブレークアウトルームや全体でシェアすることから、講座はスタートしていきました。
手ごたえを感じた方もいますし、前回の学びで感じた課題にじっくりと向き合った方もいらっしゃいました。学びの視点がそれぞれ異なるからこそ、いろいろな思いを聞くことができ、一更なる学びへと繋がっていったように思います。

今回の事前レクチャーでは、以下について学びました。
1.気付きの入り口としてのインストラクション
2.受講者の心の声に耳を傾ける ~大切なのは、「気付き」~
3.気付き(心の内側で起きていること)に耳を傾ける
4.「聴く」ベースはコーチングマインド

 保育に役立つコーチング 5つの要素
 ①傾聴 ②観察・フィードバック ③認知 ④質問 ⑤反映レクチャーや松原講師の話を聞いてもわからない部分もあったかと思います。ですが、難しいと感じながらも、理解しようとアンテナを立てられていた皆さんの姿が印象的でした。

大事にしたいポイントとしては、以下がありました。

  • 受講者目線から、講師側目線に切り替える。
  • 振り返りをすることで、研修での学びや日常に繋げていく。
  • ペーシングで場に合わせる。

話を聞いて、混乱しているという感想が挙がり、思考の整理ができるようにという願いと、それが今回の学びへと繋がっていくように言葉を紡ぎながら本編へと進んでいきました。

Zoom6では、以下のポイントに焦点を当てながら学びを深めていきました。 

気付きの入り口としてのインストラクション

  1. どんな場面で活用するか?
  2. 受講者(対象者)にどうなって欲しいか?
  3. 今はどんな状態か仮説を立てる
  4. どんな変化があると良いか?
  5. そのための、①どんな体験 ②エピソード(自分ごとになるきっかけ)

今回は、書き起こした内容を言葉としてシナリオに書き込んでいきました。文章に書き起こす意図を、松原講師の実体験を交えながら話をしてもらったことで、学びの意図が理解できたように思います。

  1. きっかけとなる導入・エピソード(ストーリー)」
  2. ワークへ繋げるインストラクション」
  3. まとめに繋げていく言葉(ブリッジ)」

の流れで、それぞれが書き起こしたことを発表し合いました。
一人一人の話を聞く中で、文章として書き起こしてみたものの上手く話ができなかった、という残念な思い。また、話をしている間にどの部分を言っているかわかなくなった、という困惑の思い。様々な思いが場に溢れていました。
皆さんのお姿を見て、受講生の時に私も同じような体験をしていたことを思い出しました。私の傾向としては、「上手く言おう」「上手く言わなくてはいけない」という思考が働きやすく、その思いが強くなるほど、焦りの気持ちが先行してしまいます。

講座も終盤に入り、皆さんの発表が終わった直後は、初めて取り組むことにチャレンジしたが、上手くできなかった。もっとうまくできたのかもしれないと思うと残念だといった重苦しい空気が、場に漂っていました。ですが、松原講師から、講師側の視点に立つことができたこと。アンテナが切り替わったことで、動画を見返した時に、講師側の視点で見れるようになるという話を受けて、温かい空気と意欲に場が変わりました。

新しい視点に気づかせてもらったことで見える景色が変わり、それが意欲に繋がったように感じました。今回の学びを基に、現場やご家庭で実践され、力をつけていかれることと思います。皆さんがさらに輝けるように、私自身、肩や心に力を入れすぎずに、講座での気づき等を皆さんにお伝えできるよう研鑽していきたいと思います。

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子どもの未来を支える人のための認定ファシリテーター講師育成講座8期 【講師:松原美里】

現場にかかわる人の力を引き出し、ワクワクする子どもの育ちを後押しする気付きの場づくりを!

認定ファシリテーター講師育成講座を保育者としての現場体験・こどもに思いを持つ方が保育や教育に貢献していける土台を作る講座として2023年9月より、第8期として 以下の内容で開催をすることとなりました。

是非、お役立て下さい。

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