自分で掘り下げ、落とし込むプロセスに寄り添う時間の重要性【認定ファシリテーター講師育成講座ブラッシュアップ研究会】開催レポート

多くの方から喜んでいただけるものの、なかなかリピートや新規案件に繋がらない。 一方、節目節目で自然とご相談をいただける関係性もあります。では、「喜んでもらえる」「リピートに繋がる」 の違いはどこにあるのでしょうか?

実は、この違いは、単なる「プログラム構築」の有無ではなく、「心のやりとり」 を重視しているかどうかにあるのかもしれません。

プログラム構築に力を注ぐ人と、プログラム構築はもちろんのこと、前後の関係性や心のやりとり・言葉の裏に見え隠れする本当のニーズに耳を傾け、提案することができるかどうか…といったところなのではないでしょうか。

保育コミュニケーション協会、認定ファシリテーター講師育成講座終了生のための学びとブラッシュアップの場、講師ブラッシュアップ研究会を開催いたしました。

3月までのコミュニティー制を一旦終了し、今月からは4ヶ月に一度、参加者のニーズと人数に合わせて時間をカスタマイズし、じっくりと5時間かけて深く学びたい方向けの講座に移行いたしました。

今回は参加者より、園や地域で研修企画を提案するための「つかみ」となるインストラクションの重要性という切り口があり。
お笑い芸人のライブチケット販売とスタート時の「つかみ」に置き換えてイメージしていただいたのが、わかりやすかったようです。

チケットを売るという苦しい体験は、お客様に喜んでいただくための努力の必要性を教えてくれます。そのためには、お客様一人ひとりに真摯に向き合い、その方の願いが叶うようなお手伝いやあり方・心配りを日々重ねていくことが大切です。
遠回りに見えても、お客様との信頼関係を築くためのプロセスと関係性を育むことは、将来の成功への種まきなのです。

やりたいことだけやっていても、お客様のニーズを理解し、真の満足を提供することはできません。お客様の声に耳を傾け、必要とされる形になって信頼を蓄積していくことが、今求められていることです。そして、チャンスをいただいた際には、お客様の葛藤に寄り添い、背景にあるシステムを踏まえた上で、キーマンとなる人の心が動く提案ができるように準備しておくことが重要です。

今回の研究会は、保育士役、提案者役、オブザーバー役に分かれて、お客様とのコミュニケーションのあり方について学びながら、参加者同士の活発な意見交換を通じて、それぞれが新たな気づきを得ることができた貴重な時間となりました。

事業として運営していくためには、講師としての技術以外にも、様々な学びと実践の試行錯誤が大切ですね。これまでは、言葉として伝えることはあっても、じっくりと考え、それぞれの技に落とし込むプロセスに寄り添う時間は持てていなかったので、今回改めて、こういった実践プロセスの重要性を感じました。

有難いことに私は今回、本間 直人先生にアシスタント同行させていただき、あり方に学ばせていただく機会をいただけました。

今後は、研修で学んだことをベースに、認定講師の皆様の活躍を後押しできるような、様々な情報やサポートを提供していきたいと考えております。濃厚な五時間に感謝です。


自身の立場と相手によって人間関係の悩みや課題は変わってきます。当協会では『リーダー向け』や『保護者とのかかわり方』など様々な悩み別に研修を開催予定です。

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