リリー相談会「昭和の保育から令和の保育へ」ご報告

オンラインサロン、リリー(管理職・リーダー)のための定例相談会を開催いたしました。

毎月1テーマでお届けしておりますリリー動画。
今月は、とある園での研修の一部にクローズアップして、現場の先生たちが自園の保育を見直していける構成に向けてサロンメンバーにも事例を募りました。

「昭和の保育から令和の保育へ」

現場でモヤモヤした思いを抱えながら変化のかじを切るべくチャレンジをされている皆さんが、時に毒を吐きながら気づき学びを分かち合い、お互いを引き出し合う中で「そうか……!」と可能性の目を開いて明日への一歩を持ち帰っていく様は、すがすがしかったです。

今日もファシリの香先生、ZOOMサポートのじゅんちゃん。
ありがとうございました!

じゅんちゃんのまとめ

11月3日(水)はリリー定例会でした。

今月のリリー会員限定の動画である、「昭和の保育から 令和の保育へ」を切り口に、それぞれが感じていることをシェアし合いました。ブレイクアウトルームに分かれて出た共通の話題は、
・昭和の保育からなかなか抜け出すことができない現状を何とかしたい
・園、職員の意識が変化するよう工夫しているけれど、上手くいかない
という内容でした。

初めは、自分の思いを聞いて欲しい気持ちが強かったり、すっきりしない園の現状にもどかしさを感じている皆さんの苦悶の表情が見られました。ですが、ブレイクアウトルームや全体の場の中で、「私はこういう視点を大事にしています」「こんな風に関わっています」といった話が出た時に、何か響くものを感じ、納得されたり、自分事として考える皆さんの姿がありました。私が印象に残った言葉は「一人一人の子が大人になった時に、どんな大人になってほしいかという目を持つこと」でした。
大事な視点であると思います。

もしかしたら、「今の保育は…」と話をするより、どんな大人になってもらいたいかについて話をすることの方が、令和の保育へとシフトチェンジがしやすいのではないか。職員が自分で気がついて、保育を捉え直すことができるのではないかと感じました。そして、保育を変えようと思うのならば、職員との対話を大事していくこと。また、相手のしていること、思いを肯定的に受け止め、認めていくことも大事であることにも気づくことができました。保育の変革はすぐにはできないことは実感しています。

ですが、できないもどかしさを感じて過ごすより、自分にできることは何かを考えて取り組んでいくことが、令和の保育へと移行できる近道になるのではないかと私自身、皆さんからの話を聞いて感じました。私はまずは職員との対話を大事にし、取り組んでいきたいと思います。その土台をしっかり固めたうえで、保育について、子どもについて語り合う場が持てるよう、私なりに場に関わって実践していきたいと思います。

参加者の感想を一部ご紹介します

ご感想①

松原先生から、職員個人の課題と園の課題を分けて考えると言われた事で、改めて、偶然にも同じ課題を持った人が、複数集まっている事が、今の園の課題なのだと整理し直して考える事ができました。


ご感想②

子どもへの愛あふれる皆さんの言葉や笑顔に、温かい気持ちにしていただきました!ありがとうございました。 園内では、教員たちと温度差を感じることが多々あり、その度伝わらないもどかしさを感じます。皆さんのような愛を教員たちに伝えられるようになっていきたいです。


ご感想③

「昭和の保育~令和の保育」他園の課題から自園の課題への気付きとなりました。課題は保育士個々の問題。戦わず保育士を育てる。「やはり、コーチングか!」と思いました。

 

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