様々な要求をしてくる保護者と、どう向き合ったらいいの?

こんにちは。保育コミュニケーション協会認定講師 上野里江です。

3月から4月は様々な環境が変化する時。

子どもも大人も不安と期待で心が落ち着かない…ということで、
保育の中のコミュニケーションが難しく感じることはありませんか?

保護者からのちょっと無理な「お願い」や「要求」に
頭を悩ます…なんてことも、この時期あるかもしれませんね。

そこで今回のコラムでは、
様々な要求をしてくる保護者と向き合う時のヒントをお届けします。

丁寧に、分かりやすく・・・が裏目に?

保育士時代、新入園児の保護者と関わる時は、
出来るだけ丁寧に分かりやすく接することを心掛けていた私。
ある時、2歳児クラスで出会ったその保護者は、
大きな緊張と不安を感じているようだったので
より丁寧に関わるようにしていきました。

すると、しばらくしてその保護者は
「朝の受け入れは上野先生にして欲しい」
「連絡帳は上野先生に書いて欲しい」と要求してきたのです。

しかし2歳児クラスの担任は4人。
いつも私がいるとは限らない、
保護者の要求を全て聞くことは出来ない状況でした。

どうしたらいいのだろう?
悩んだ私は園長先生にも相談し、
クラス担任4人で話し合いを持つことにしました。

背景には、不安からの依存

話をしていく中で、
その保護者の要求の奥にある気持ちを想像してみると
「不安からの依存」が強いように感じました。

そこで、まずは不安を安心に変えられるように、
出来ること、出来ないことを明確にし
「クラス皆で見守っている」と感じてもらえるようにしよう、
ということになりました。

それからは、朝の受け入れは私ひとりではなく
複数のクラス担任で一緒に行ったり、
私がいない時は○○先生がいるから、ということを前もって伝えたり、
保護者が安心できる相手を増やしていくようにしました。

また、園長先生や他のクラスの保育士も、
その保護者に声をかけては雑談することを意識してくれました。

数か月後、子どもと共に園の生活に慣れていくにつれて、
少しずつ笑顔が増えていった保護者。
気がつけば、ひとりの担任にこだわることもなくなっていました。

その保護者は入園時、
身近に知り合いもなくひとりで子育てをしていたこともあり、
保育園という未知の世界に大きな不安を抱えていたようです。
担任に無理な要求や依存をするのも「不安感」からだったのでしょうね。

保護者対応は、一人で抱え込まず チームで

この経験で、保育はひとりで行うものではなくチームで行うものだ、
ということを強く実感した私。

保護者の無理な要求には「不安」や「心配」が隠れていること、
だからこそ、ひとりで何とかしなくちゃ!と考えるのではなく、
周りに相談したり話し合ったりすることで、
園全体で保護者を支えていくことが出来るのだ、
ということが分かりました。

4月12日の講座『保護者とのかかわりの不安や悩みを解決するヒント』では、
保護者とのコミュニケーションに大切な土台作りのポイントもお伝えします。

新しい人間関係を作っていく時だからこそ、
保護者の求めていることを知り、出来ることを一緒に考えていきましょう。

お役に立てたら幸いです。

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1.手遊びについて
2.覚えやすい♪ 展開型手遊び歌
3.子どもが大好き!手遊び歌
4. これだけは持ち帰ろう!ペアで発表タイム
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6.振り返り&まとめ

講師:松原美里

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2.こんな時どうする?不安や困りごとを解消するヒント
3.コミュニケーションの土台作り3つのポイント
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講師:上野里江

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