園内の温度差に耳を傾けることから始めよう【園内ファシリテーター育成講座】第5期ZOOM2 ご報告

園内ファシリテーター育成講座のzoom2を終了しました。

まず「気になっていた…!」「迷っていた…!」面々も合流し、補講からスタートしてそれぞれの気になっていることを場に集めていきました。

今回は、「まずは自分から場に開く」ということで、自己開示、自己紹介のワークから。
つい、出来事や園のことを話してしまいますが…大切なのは、「私が感じていること」。
「私」を、怖いんですが心を開いて分かち合うことです。

お話の中で背景や思い、願いが見えてくると、メンバーの表情や反応も変化していき「印象が変わった」「親近感がわいてきた」「キュートだと感じました」といったコメントに、柔らかな笑顔が広がりました。
そしてゆるやかに【園内の温度差】に目を向けてみることに。

こちらに集まっている方たちは思いや使命感を感じている方なのですが、一般の職員さんたちはというと…現状維持を望んでいたり、今でいっぱいいっぱいだったり、変化やイレギュラーへの恐れを感じていたりします。
そんな中で急激に舵を切ると……
私もかつて言われましたが「施設長、頑張っちゃってるよ」という状態に。。。

みんなで同じ方向を向いてそれぞれが歩みを進めていくには、どうしたらいいのか?

まずはそれぞれの職員に今見えて居る景色、感じていること、大切にしたいこと、求めていることなどの〈ニーズ〉に耳を傾けることからです。
自分の思いを横に置いてフラットに現場を見てみると―――

自分にとってはもどかしく感じる方も、
「その人なりにベストを尽くしているのかもしれない」
「これを必要としているのかもしれない」
…ということが見えてきます。

一人一人によっても異なりますが、今、必要としていることや機会にできるだけ答えたり、寄り添ったりしていく中でスタート地点の土壌を共有することができます。
まずは仮説でもいいので、どんなニーズを持っているのか頭の片隅に置きながら過ごしてみて下さいね、と。

その上で、この先の大きな道しるべとなっていく「地図」のゴール『園としての理想の状態はどんな状態なのか?』を書き出して、整理をしてみました。

次回は、ゴールを意識してみてどうだったか?
園で過ごしてみて感じたことなど、持ち寄りながら深めていく予定です。

参加者の感想を一部ご紹介します

ご感想①

フォローアップから参加させていただきありがとうございました。
たくさん練習をして職場で活かせるよう学びたいと思います。 相手の話を聞き、今の状態を把握するだけでよしとする、という受け止め方で、今の状況はこういうものなんだと客観的に物事を見るようにするというお話しを聞いて、まずはその練習からしていこうと思いました。


ご感想②

他園の話を聞いて、その背景にあるものによって、その職員の求めているニーズの違いに驚きました。 ニーズにあっていないと、受け入れられないな、と納得しました。

 

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