参加者が主役の研修であるために【講師研究会】2023年7月開催レポート
認定ファシリテーター講師育成講座修了生であり、これから講師として地域や周りを照らす取り組みを重ねていきたい人のための実践の会【講師研究会】7月度を開催いたしました。
「とってもお話が上手な講師で、本当に分かりやすいのですが…。なぜか、全然受講者の中に残っていないのです。」
ありますよね…。
素晴らしい話を聞いたんだけど…。
成長した気持ちにはなれているのに…。
その場が終わると、内容がリセットされてしまって何も残っていない。
私自身も、そういう経験が少なからずあります。
「ふーん。」と思ってしまうことや、 自分事にならないときも…。
~それは、受講者が主役になっていないからかもしれません。
認定ファシリテーター講師育成講座修了生のその後、継続的な学びの場として講師研究会があります。私自身が研修の場で受講者の皆さんからキャッチしたニーズは、以下です。
- 保護者とのコミュニケーション研修の需要が増えている。
- 学童の研修ニーズが高まっている。
- 多様性を受け入れ、育ち合う現場につながる研修のニーズがちらほら。
これらの研修のニーズと今後の方向性を共有することで、あちこちの地域や園で共通するシステムが見えてきました。
それぞれの園や法人さんで取り組んでいる学びの場についてシェアしたり、メンバーからの提案で試行錯誤している研修について意見を出し合う場面もあります。
今回の1テーマは、「ポイントを際立たせるエピソード事例」で、事例を通してドラマを一緒に体験することで受講者は自分ごととして出来事に思いを馳せ、気づきやポイントを身近に感じることができました。ポイントと紐づけるそれぞれの体験を棚卸することが大事だと学び、受講者を中心に考えることの重要性を実感するひと時となりました。
「やっぱり…主役は受講者なんですよね。」
~そうなんです。
どんなに構成が悩ましくとも、つい「お土産あるよ!」「これも持って行きな。」とプレゼントもしたくなりますが、すべては受講者を中心に考えることが大切です。
そんな学びと気付きを持ち帰りつつ、午後からのトレーニングコースに臨む方もいます。
来月予定していた講師研究会の夏合宿は、行事やイベントが重なっている方が多いためオンライン1Dayに変更となりました。
保育コミュニケーション協会では、認定ファシリテーター講師育成講座の修了生やこれから講師業を担って行きたい方、そして保育コミュニケーション協会の連続講座や松原先生が担当してきた研修を自分が担当していきたい方など、さまざまな方々を対象としたプログラムを開催しております!
《プログラムの特徴》
- 認定ファシリテーター講師育成講座の修了生や講師を目指す方を対象にしたプログラムです。
- 講師業に携わる中で試行錯誤している方や、相互支援の居場所を求めている方に最適です。
- 園を越えた工夫や情報共有を希望する方には、多くの学びの機会を提供します。
- 利害関係のない本音のフィードバックを求める方に、客観的なフィードバックを受け取る機会を設けています。
《参加メリット》
- 参加者から新たな視点や気づきを得ることができます。
- プログラム作成の壁打ち(ブレスト)体験を通して、打開策が見つかることでしょう。
- 参加できない時でも、開催会の動画を通して気付きを得ることができます。
- 動画による振り返りを何度も行い、新たな気付きを得ることができるでしょう。
- 不定期にリクエスト内容に対して、講師松原からの動画解答を提供します。
- 今後へ向けたイメージトレーニングを行い、自身の成長をサポートします。
- このプログラムでは、受講者が主役となり、成長と発展を共に築いていくことを重視しています。
- あなたのニーズに合った学びの場を提供し、講師業のスキルを向上させるお手伝いをいたします。
▼講師研究会はこちら!
参加者の感想を一部ご紹介します
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