相談から現場の答えにつながるロールプレイ【講師研究会】2023年4月開催レポート

認定ファシリテーター講師育成講座修了生であり、これから講師として地域や周りを照らす取り組みを重ねていきたい人のための
実践の会【講師研究会】。
新システムに変更した第一回目を、開催いたしました。

今回の講師研究会では、松原のもとにいただくご依頼からニーズと傾向を読み解きつつ、認定ファシリテーター講師がより身近な人のお役に立てるよう実践トレーニングを積む時間となりました。

今回の実践トレーニングは、
「相談から、現場の気づきにつながるロールプレイ」
「ちょっと相談に乗ってほしいんですが」
~といった切り口から、研修のご依頼につながることが多くあります。

そんな時、ついアドバイスをしてしまったりするのですが、そのアドバイスは本当にその園さんにフィットしているのでしょうか?
私も何度も失敗をしているのですが、やはり現場が前に進むための答えは、現場の気付きと、向かいたい方向へ向けてコツコツと必要な取り組みを重ねていくことにあるように思います。
大切なのはいかにその相談者自身が自分に気付き、園や法人さんの課題に向き合うセットアップができるか…というところ。
そのためにも、私自身が心掛けている大事にしたい3つのプロセスと、向き合い方を紹介しました。

とはいえ―――
私自身もやらかしてきた3つのNGパターンもあるのです。
これは…ダメ!
でも、わかっていても、ついやってしまうんですよね…。
そして、関係性のシャッターが下りて行ってしまうという……。

今回は、相談者と講師役になってもらい、それぞれのリアルなテーマや園の課題で『プロセス1~3』を実際に体験していただきました。
終了後、の振り返りでは、

<相談者役のポイント>

  • 良かったこと
  • リクエスト
  • 今後へ向けて大事にしたいこと

<講師役のポイント>

  • 何が起きていたか
  • 迷ったこと・心がけたこと
  • これはどうだったんだろう?と思ったこと
  • 今後に向けて大事にしたいこと

~という観点で振り返っていただく中で
「これ、いつもやっちゃっているな…。」
「相談者の役ってふだんあんまりないけれど…こんな気持ちだったんだ…とすごく勉強になりました」
~という声も。
体験・実践は、何よりの気付きですね。

今年度の講師研究会では、こういったロールプレイをふんだんに盛り込みながら、認定講師の実践力につながる筋トレをコツコツ重ねていく予定です。

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講師研究会

参加者の感想を一部ご紹介します

話を聴くと言う事が、今まで本当に意識しながらやっていたのかと振り返ると、寄り添って聴いてはいなかったと気が付きました。そして、相手の話に誘導されていることに気がつかないことも、すごくびっくりました。
いつまで経っても直せない自分のクセや課題が痛すぎて、回りを攻撃したり傷つけたりし続けているんだろうなと我が身を振り返り、園長なんてやってていいのだろうか、講師なんて目指していいのだろうか、と今もこの先もわからなくなって猛烈に凹みました。 でも、凹んで終わってしまったらここまでの人生。行動するからこそ痛い目にあい、突きつけられるから学ばなきゃと、そうでなきゃ進歩も成長もない。と思い直しました。

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