ファシリテーション実践に目が覚めるひと時【園内ファシリテーター育成講座】2022年4月スタート第6期 ZOOM7レポート

園内ファシリテーター育成講座zoom7を終了いたしました。

園内ファシリテーター育成講座zoom7は、松原のデモファシリテーションの後、みなさんそれぞれのテーマにて実践ファシリテーションとフィードバックを行いました。

ファシリ側ではドキドキして臨むものの、参加者になると色々な視点から、良いところもさらに良くなるための提案も見えるものです。
お互いにとって、学びの深い時間となりました。

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園内ファシリテーター育成講座

じゅんちゃんより

前回の振り返りをする中で、松原先生から皆さんが疑問に思ったことを話してもらいました。

観察・フィードバックとは、相手の方の話を、観察しながらタイミングを逃さず、感じたことを言葉にしていくこと。
ホールドする感覚とは、一人一人を場の中で抱きしめるイメージ。いろいろな思いを受け止めていく、その在り方が大切であるということ。前回の学びの中ではぼんやりとしていたものが、話を聞いて納得感を得られた状態で、本編へと進んでいきました。

今回は実践する中で力をつけていって欲しいという思いから、

  • デモ ファシリテーション
  • ファシリテーション実践

という流れで進めていきました。

今から実際にファシリテーションする、との言葉を受けて、一瞬ドキッとした緊張感が場に漂いました。ですが、デモファシリテーションに入る前に、場から引き出せる技術として、コーチングの要素である、「傾聴」「観察・フィードバック」「認知の声かけを行う」「質問で気づきを深める」4つのエッセンスの話に入ると、“少しでもその技術を使いながらファシリテーションできたら”と、意識を高めて聞いていた皆さんの姿がありました。緊張感が意欲に繋がった瞬間でした。

デモファシリテーションでは、『「日常の中で場から引き出す」を実践してみての気づき』をテーマに、松原先生がファシリテートしながら話を進めていきました。一つ一つ丁寧に学んだことを身につけていきたい皆さんの姿に、「これから自分がファシリテーションする」という意識はなく、松原先生からの問いかけにご自身が感じたことを言葉にしながら話をされている、学びの意識を見ることができました。参加者として感じた言葉の中で、それを確信することができました。

  • 他の方の話を聞いて、自分の中にも同じ課題があった。相手の不安や戸惑いに対し、フィードバックしにくかったのは、自分が向き合える怖さがあった。
  • 恐れを自分も向き合うことができた。他の人の話を切り口に視野が広がる可能性があるエネルギーを感じた。
  • 怖さを感じているところを自問自答していた。自分の心が開けていないから、相手の心の中を見ることができないのではないかという思いが巡ってきた。
  • ホールドされている感覚を得ることができた。話をしてもいい安心感が持てた。

その後ブレイクアウトルームに分かれて、ファシリテーターの関わり方はどうだったか、伝え合う時間も持ちました。
松原先生から、「言語化できてイメージできると、自分ができるようなる」とのアドバイスをいただいたことで、話の内容も深まったようです。

最後にデモファシリテーションでの学びを受けながら、今度は皆さんがファシリテーター役になり、場から引き出すチャレンジを一人ずつ行っていきました。

取り上げたいテーマを設定し、現状、理想の状態は何かをそれぞれが考えながら実際にファシリテートしていきました。学んだことを活かしたいと思いつつも途中で頭が混乱する方もいましたが、松原先生のアドバイスで立て直せる力も見ることができました。また、葛藤や戸惑いの他に、チャレンジしている方の在り方自体が愛おしくかわいらしく感じ、笑いが起こる場面もありました。

今回の講座を受けて話を聞くだけでは、ファシリテーション力は身につかないということを実感されていたように思います。ですが、初回で感じた気づきは、きっと今後の講座や職場でも活かしていけると思っています。

この会のまとめとして、難しさと共に学びの奥の深さを感じ、次回までじっくり振り返りをしてみたい、という皆さんの前向きな姿勢を感じながら、場は閉じていきました。皆さんの視点や視野が広がっていく様子や、発言する言語が柔らかさを持ちながらも豊かになっている等、成長している姿を今後も拝見させていただくことを楽しみしつつも、私自身は場をしっかり支えていきたいと思います。

参加者の感想を一部ご紹介いたします

ご感想①
ファシリテーションの難しさを改めて感じました。せっかちな自分には”ためる”ことで、相手に考える時間ができるという、すぐにできそうなヒントを頂けました。


ご感想②
今回は実際にファシリテーター役をやってみて、そして他の先生方のファシリテーターを体験できたこと自体が貴重な経験となった。 やってみて、自分は場をホールドすること、皆さんの意見を聞くこと、観察、認知の言葉を入れることに精一杯だった。 しかし、参加するにつれて、本質はどこなんだろう、何を引き出したいのか、それらを考えながら進めることの大切さを学んだ。 頭で考えるだけではダメ、考えて、やってみて、振り返り、そしてまたやってみる それらを繰り返していきたいと思う。

 

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