脳内の地図はそれぞれ【園内ファシリテーター育成講座】2022年4月スタート第6期 ZOOM5レポート

園内ファシリテーター育成講座zoom5を終了いたしました。

地図ワークからの振り返りで、
「つい、伝える内容に必死になってしまいました…。」
〜ということで、人によって脳内の地図はそれぞれであること・伝わるように相手の目線から工夫をすることの大切さをしみじみと感じるひとときでした。

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園内ファシリテーター育成講座

じゅんちゃんよりまとめ

園内ファシリテーター育成講座 zoom5

前回の振り返りをしながら、宿題である「ICレコーダーで聞いてみて」「伝える」「インストラクション」について、感じたこと、気がついたことをブレイクアウトルームに分かれてシェアし合いました。
・「行事について話をしてきたつもりが、園長とは捉え方が違っていた」
・「自分の思いと相手の思いがイコールではないことに気がついた」
等、学んだことを現場で実践してみての気づきがそれぞれにありました。自分事のように皆さんの話を聞きながら、学びに、そしてご自身の力へと蓄積しようとされていた皆さんの姿がありました。

今回は、
・発音~相手が聞き取りやすい声で
・ジェスチャー(身振り手振り)
・インストラクションワーク について学びました。
発音で今回大事にしたいことは、「ゆっくり大きな口を開けて、スムーズに発音ができることを目指す」でした。

まずは発音の基本となる、口の動かし方を皆さんで練習しました。コロナ禍でマスクを着用していることが多いこともあり、改めて意識して口を動かしてみると「こめかみのところが少し痛い感じがした」等、口角周辺の筋肉を普段使っていないことに気がつきました。ワークでは、松原先生から、“情景を思い浮かべて、言葉を当てるように”“相手が聞き取りやすいスピードで”“口が慣れていくことが大事”等のアドバイスを受けながら、「発音」を意識しながら話をされていたのが、画面越しでもよく伝わってきました。先生が言われていた、普段の自分の話し方に気づくきっかけにもなったように思います。

また、それぞれがジェスチャーを付けて表現することで、言葉だけではなく、身振り手振り、そして目でも表現できることを体感されていました。最後に行った、インストラクションのワークは、今回の講座で学んだことを取り入れながら、相手に伝わるように話す練習も兼ねていたように思います。

ワークは、自宅または最寄駅から職場までの道のりを説明するという内容でした。考える時間がもう少しあったらという思いもあったかもしれませんが、私達は、普段考える時間もゆっくり持てぬまま職場の人とコミュニケーションを取ることの方が多いように思います。このワークでは、実際の自分の伝え方の癖に気づくという意図もあったように感じています。自分が思い浮かべる光景(道のり)を相手に伝えるには、伝わりやすい発音やスピード、目やジェスチャーでも表現していくことが大切となってきます。頭では理解できたつもりでも、ワークの中では、伝えることよりも、駅までの道のりを“話す”ことに意識が向いてしまい、学んだエッセンスが抜けてしまったように感じました。私が感じたことは、お一人お一人が感想の中で述べられており、今回の気づきは職場や今後の講座の中で活かされていくと思います。楽しいワークでしたが、学びの奥深さと実際にやってみることの難しさを感じた時間となりました。

次回に向けて、「相手に伝わるインストラクションを工夫してみる」という宿題が出ました。インストラクションの大切さは、今回皆さんが感じられたことと思います。私も、伝えることに苦手さを感じておりますので、職場で取り組んでいきながら、インストラクションの工夫を一緒に考えていきたいと思います。

参加者の感想を一部ご紹介いたします

ご感想①
伝えることの難しさを実感しました。また話す視点が「自分」では、相手がイメージを共有できていないと一方通行になり伝わらないことがよくわかりました。伝えるためには話す時間を長くとることではなく、どれだけ相手側の視点に立って考えられるかなのだと思いました。


ご感想②
相手の話しを聞きながら地図を実際に描いてみる楽しさを感じながら、自分の伝えたいことを相手にそのまま伝えていくことの難しさを感じました。


ご感想③
伝えなくてはならないことがあると、必死になって伝えようとして、周りが見えなくなる自分が今日は、はっきり表れてしましました。相手に確認する余裕が欲しいです。伝えることの難しさを改めて感じました。

 

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