ファシリテーターは園や一人一人のシステムにかかわる人【園内ファシリテーター育成講座】2022年4月スタート第6期 ZOOM10レポート

何か出来事があり、それをテーマに話し合いをするとしましょう。
その時、話題に出ているテーマがすべてではなく、そこにかかわる一人一人の関係性が背景にあり、出る声・出ない声・暗黙の了解になっている諦め感・本質的な組織風洞の課題…など、様々な要素がそこには見え隠れしているのではないでしょうか。
何気なくスルーして司会進行役に徹したとして、その「触れられない何か」はそれぞれの中に当たり前のように続いていき、また別の新たな課題を呼び起こしていく…。
外部から来て、一瞬だけその解決に乗り出すのであれば、それもありなのでしょう。とはいえ、一見解決したように見えても本質は変わっていないので、また似たような出来事がテーマを変えて延々に起こり続けてしまう…そんなシステムがあるのではないでしょうか。
園内ファシリテーター育成講座zoom10を終了いたしました。

今回は前回に引き続き、園内で起きている事例や新型コロナウィルスを取り巻く園内の現象などを題材に、読み解きからスタート。
「何が起きているのか」を読み解くシステムの目を養いつつ、身近な出来事のシステムに気が付き、好循環へと変化してくきっかけとなるようなアプローチを見つけていく時間となりました。

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じゅんちゃんよりまとめ

前回の内容を振り返りながら、宿題として挙がっていた「身の回りにあるシステム」に目を向け、上手くいっているシステム、可能性を秘めたシステム等について、それぞれが感じたことを伝え合いました。

・人との関係の中で、思い込みがあるとその思考から抜けられないシステム
・同じ目標に向かっていけるよう、職場のメンバーに問い続けてきたことで、職員の間でコロナの陽性者が続いたが、人が抜けても回せるようなシステムが生まれた。

等の話が挙がり、それぞれの声に対して松原先生からシステムを読み解いてもらったり、問いをいただき、改めて自園や自分のシステムに気づいた方もいたように思います。

また、松原先生から「システムに目を向けるということは、自分を整える為の振り返りでもある。自分のシステムや自分の傾向は、どんなものだと感じていますか?」という問いをいただき、自分の思考や心等、体のあらゆる場面と対話しながら、システムや傾向を読み解く時間ともなりました。

「システム」という概念は、難しいと思います。私も、理解できたとは言えない状態です。ですが、“難しい”ことから逃げず、立ち止まり、その時その時に感じたことを言葉で表していく。それを積み重ねる中で、システムの考え方であったり、自園や自分のシステムはどうなのかを見つけることができるように感じています。松原先生は、一人一人の声を丁寧に拾い、読み解いたり問いかけたりする中で、“これがシステムかも”という感覚を味わっていただきたい。そんな意図があったように感じています。

今回は、
・システムとは ~システムメモ
・システム図を描いてみる
について学びました。
システム(システムメモ)では、現状と理想の状態を図で書き出してみました。図に書くことで、改めて園の関係性が見えて来たり、理想の状態に向けてのキーパーソンが誰なのか、見えたり、逆に難しく考えてしまい、手が止まってしまった方もいました。

ここで大事なことは、松原先生が言われたように、描いてみることだと思います。考えることで、システムに気づくアンテナが立ち始め、松原先生のフィードバックを受けて、理解への階段を一歩踏み出せるのではないか。皆さんのこの学びの場には、「理解したい」というシステムがあるのではないかということに、この時間を通して私自身気がつきました。ここで改めて、難しいことに取り組む姿勢が、この場で整い、次へと進んでいきました。

システム図では、悪循環と好循環のシステムを図に描き表し、レバレッジポイント(好循環へと変化をもたらすポイント)を見つけていきました。松原先生から、実際の事例を挙げてもらい、書き表し方やポイントをわかりやすく話をしてもらったことで、自園に思いを馳せながら、レジュメに書いてみよう、考えてみようという姿や在り方が場に漂っていたのを感じました。レバレッジポイントもそれぞれが見つけることができ、安堵感と共に、システムについてもっと深めていきたいという、意欲よりもワクワクした気持ちが少し垣間見れた状態で、今回の場は閉じていきました。

園内ファシリテーター育成講座も早いもので、残り2回となりました。毎回、受講者の皆さん同士で刺激を受け合いながら、学びを深めていっている姿を拝見し、ファシリテーターとして大切な、仲間を思いやる、受け止め合う場がこの場で生まれていることを実感しております。そのお姿が、それぞれの現場でもさらに発揮できるよう、次回も支えていきたいと思います。

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https://hoiku-communication.com/ennaifacilitator-ikuseikouza/

園内ファシリテーター育成講座

参加者の感想を一部ご紹介いたします

ご感想①
システムの捉え方は課題が出来事として捉えることができるので、感情に振り回されないでみることができることが体感できました。生活の中で筋トレができる宿題や参考図書が深めていくことができるので、読んでいきたいと思います。

ご感想②
システムの考え方が難しいと9回終了後から考えていましたが、やはり難しかったです。自分の思考の癖を知ることも怖いように思いました。補講に参加しもう少しシステムで物事を考えてみたいと思いました。また、何を考えていくのかがわからなくわからなくなってしまったときは、早めに質問することが大事だと反省しました。

 

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