信じることで、可能性が開く【コーチングアドバンスコース】4期ZOOM7開催レポート

保育コミニケーション協会にて、コーチングアドバンスコース全8回の内の7回目を終了いたしました。

前回の現場セッションでは、「人の可能性を見抜き後押ししていく」というテーマで議論が行われました。しかし、認知や勇気づけはトレーニングを通じて身につけることができるアプローチであり、比較的実践しやすいものではあるものの、一方で、「可能性を見る」という感覚は、抽象的で難解な側面があり、混乱を招くこともあります。

それでは、「可能性を見る」とは具体的にどういうことなのでしょうか?
言語化してみると、以下のようなイメージが浮かびます。

  1. 素敵なところや魅力強みの延長線上に目を向ける: 現在の自分や他人の素晴らしい側面を認識します。これは、既存の資質やスキルを活かすことから始まります。

  2. 積み重ねと機会の開放: 1で認識した素敵な側面が積み重なり、新たな機会が訪れることを想像します。これは、学習や経験を通じて成長し、新たな扉が開かれる瞬間を待つことを意味します。

  3. 未知の可能性の発見: 2を経て、そこからどのような未知の可能性が見えてくるのかを探求します。新しいアイデアや展望が広がり、自分や他人の未来に光を投げかけます。

このように、可能性を見ることは、自己探求や創造性を刺激するプロセスであり、未来への希望を抱くことでもあります。
その先に起こり得る見える可能性を言語化する、というイメージをお話ししました。

なんとなくわかるようなわからないような表情の皆さんでしたが、ここでもう一つ別の例えを話していきました。

例えば、深い海の底に船が沈んでいるとします。その船は真正面から見ると、今私たちが目にする形をしています。しかし、斜めから見ると、新たな視点が現れます。この奥行きが、強みとなります。
では、扉を開けて船の内部に入ってみましょう。そこには宝物たちが隠されています。この宝物たちは、可能性そのものです。

「そう考えてみるといかがですか?」とお話をすると、皆さんハッと腑に落ちたような表情になりました。

「宝物」とは、本人には見えないものであり、周りから見ている人が想像できるものです。
別の例えを使うと、担任クラス替えの際に「あの人とは組みたくない」という声がよく聞かれますが、そういった声に過度に耳を傾けると、年々クラスを組むことができるメンバーが限られてしまい、関係性に行き詰まりを感じることもあるでしょう。

今、見えている姿ではなく、可能性を見据えてみんなで園を作っていくとしたら、どんなクラスができるでしょうか?この人が持ち寄る可能性と、別の人が持ち寄る可能性が引き合うクラスを想像してみることも素敵ですね。その考えを本人にも伝え、全体として適切な体制を結果的にとっていくようになりました。可能性を見つめることで、目先の出来事にとらわれず、少しゆったりとした気持ちで景色を見ることができるようになります。

今回第7回目ののテーマは、その人の本質へ向けてコーチングをしていくというもの。 日常生活にとらわれてしまうと、小さな出来事がたくさんあり、悩んだり活動したり、傷ついたりすることもあるでしょう。 でもそれらは、本当の自分を見つけるための小さな入り口なのかもしれません。

その奥深くには、自分にとって、 自分の人生にとって重要なテーマが隠れている。 そのテーマに気づくきっかけは 子どもや保護者、同僚や人生の出会いなど、何でも良いのです。

そのテーマに向き合っていくと 大きな気づきが生まれますが、同時に不安も湧いてきます。 そこで、コーチは人の本質を見て、信じてサポートします。 表面的に動揺していても、 本質を信じてくれることによって、開いていく世界があるのです。 本質とは、前述した船の宝物のようなもので、 その価値や魅力を感じることができます。

本質を見つけて伝えること、 それがエネルギーになります。 「迷ったら相手を信じるしかない」 という名言や 「相手を信じきると、潜在意識に届く」といった名言が飛び出すひとときとなりました。

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アシスタント:かおり先生より

コーチングアドバンス第7回「今ここから、創る」を実施いたしました。

まずは前回の振返りをしました。

「可能性を信じる・受け入れる」では、受講生の方々が可能性を考えながらセッションを進めていく中、焦点が過度に「これかもしれない」という部分に当たりすぎていたことが原因で、セッションでコーチとクライアントが解離されていたことについて、もう一度受講生の方と一緒に理解を深めました。私も感じていたのですが、「可能性を信じる・受け入れる」は、心の奥にある表面的なキラキラ輝いている部分を指していますが、受講生の皆さんはその部分だけを観察していたのではないのでしょうか。松原講師は「今は見えていないもの、これからできるかもしれないこと」という視点を持つことを提案されており、そこから今回の第7回「今ここから、創る」に入りました。

今回のテーマの中で、私が一番印象に残ったところは、「本質に耳を傾ける」という場面でした。

松原講師は、受講生一人一人に向かって「あなたはこのようなものを持っていますよね」と言語化されました。その瞬間、受講生の方は嬉しいやら、恥ずかしいやら、ひょっとしたら私もっているかも…という表情をされていました。私は「本質」とは、人々の心の奥深くにある「力の源」であると考えています。松原講師は、受講生たちにその「本質」を言葉で与えられたのではないかなと思いました。それからの受講生の方たちの表情は、エネルギーに満ち溢れているように感じました。そして、「今ここから一緒に創る」では、Doing(行動)とBeing(存在)の違いについても話して頂きました。

私達はDoing=行為行動に目が行ってしまいがちですが、本当に大切なのはBeing=あり方であること。コーチはクライアントに寄り添い、一緒にダンスを踊るような存在です。クライアントを信じていますよ、支えていますよ、とひたすら向き合うことで、クライアントは自分自身の答えを見つけることができます。」と、松原講師からの話を受けて、セッションを行いました。受講生の方たちの顔が、ものすごく柔らかな表情をされていたのが印象的でした。今回は、受講生の方々がご自身の本質を松原講師から言語化していただいたことで、パワーは要りますが、「答えは相手が持っている」ということに気づいたのではないかと感じた第7回目でした。

今回も、ご一緒に時間を共有頂きありがとうございました。

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【保育者の方必見】保育コミュニケーション協会オンラインサロンについて

保育者は、日本の家庭を支えている人たち。
だからこそ…やりがいと誇りを感じて、輝いて欲しい。

さまざまな学びを経て、やっぱり最前線にいるみなさんにこそ
役立てていただきたいなぁと感じております。

こちらの動画が、お役に立てますように。

動画を見る

 

保育コミュニケーション協会のオンラインサロンは、保育に関する様々な思いや知識を共有するためのプラットフォームです。参加者は全国各地にいる保育に情熱を持った皆さんで構成されており、オンラインの利便性を活かして交流を図ることができます。

  • 自分自身の成長や貢献を大切にする方
  • 情報や経験を分かち合いたい方
  • 助け合いや相手の気持ちを尊重することを重視する方
  • そして保育に情熱を持ち、新たなアイデアを生み出したい方
保育コミュニケーション協会のオンラインサロンでは、ご参加いただく皆様の成長と満足感を重視し、様々な活動や情報交換が行われています。自身の目標や志向に合った情報やアドバイスが得られるほか、他の参加者との交流を通じて新たな視点やアイデアを見つけることができます。

保育に情熱を持つ方々や、自己成長を望む方々が集まる場として、ぜひ当サロンをご活用ください。一緒に工夫し、刺激し合いながら、輝かしい未来へ向けて共に歩んでいきましょう。

ご参加を心よりお待ちしています!

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