豊かなドキュメンテーションのための職場作り【対話を導くドキュメンテーション】第二回目

対話を導くドキュメンテーション、第2回目を開催いたしました。

 

今回は、野中こども園のドキュメンテーションの道のりを紐解きつつ、以下を切り口に学びを深めていくことに。

  • 誰か一人が頑張るのではなく、仲間を増やして取り組みの入り口を見つけていくこと
  • 無理なく続けられる仕組み作り
  • 書類を簡素化し、本質的なあり方の見直しにメスを入れる
  • ドキュメンテーションは、園内を見直すきっかけになる

 

中村先生が前提動画と共に事前アンケートにて、参加者お一人お一人の園での改善ポイントについて、マトリックスを作成して下さり、出来そうなことについて小部屋で語り合うひとときとなりました。

中村先生、みなさま。ありがとうございました!

 

中村先生からの声

二回目は「思わず語り合いたくなる写真記録」を成立させるためには施設全体の業務の見直しが必要、という観点から、参加者の皆さんそれぞれが置かれている現状を把握・分析するワークを仕掛けてみました。

先行事例や、実践発表に触れたとき、「素晴らしい。でも、うちでは(私には)ムリ」と行き詰まりを感じてしまうこともあると思います。

  • 無理なくできることから着手する
  • 賛同者・協力者を増やす

そんな切り口から始まるプロセスの探り方を、提案してみたつもりです。

次回は、その第一歩をどう踏み出すかをテーマに学び合いましょう。

 

参加された方からのご感想

ご感想①

ドキュメンテーションをつくるための技術的なお話ではなく、そこに至るまでの保育、子どもに対するまなざしであったり、思考を積み重ねることであったり… ハウツーではない、そもそも論を学び合えることが楽しいです。
中村先生の園のエピソード記録まで見せていただけるのは、かなり嬉しかったです


ご感想②

先駆者は親切――自分だけで、身近なところだけで解決しようとせず、もっと周りに感覚を広げていきたいと思いました。
(忙しそうなのに、こんなこと聞いたら迷惑かな)と躊躇するのではなく、どんどん積極的に聞いて、吸収していけるようになりたいです。

1人で始めるのは悪手――周りに協力を求めることこそ、実は近道なのだなと改めて思いました。
漠然と1人で問題をどうにかしようと考えるのではなく、今回のようにマトリックスにすることで、「まずはどう動いていくのがいいか」という具体的な手立ても見えてきやすいなと思います。

ドキュメンテーションが保護者サービスになってはいけない――真のドキュメンテーションを書けるよう、磨いていきたいです。


ご感想③

ドキュメンテーションと働き方改革をミックスにする方法はとても実務的でよいと思いました。
個人ノートをやめ、ドキュメンテーションに変更したいですが、保護者からの反対の声も多いです。
のなか保育園の保護者向け記録も含め、記録の全体像を知りたいな、と思いました。
またノンコンタクトタイムの確保等保育者の時間の使い方を知りたいです。

 

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