「子どものために」園が自走する器を支える
園内ファシリテーター育成講座 ZOOM12 ご報告
園内ファシリテーター育成講座 第3期 ZOOM12:最終回、終了いたしました!
職員さんたちの場作りを心がけてきた面々の前回からの宿題【メッセージ力・コメント力】 本人たちが気がついていない変化や見えてきた真理を言葉にして、場にフィードバック、後押ししていくことで、場が動き人が育っていく様に直面したメンバーより「ファシリテーターってすごい役割だな、と思いました!」という感極まる感想に、場がきゅんとしたりして…。
次世代の課題に本人が気がついて成長していけるように「支えていきたい」という声に「その視点はなかった!感動です」と響き合う一幕も。
ファシリテーターとして新年度を生きていく
今回は最終回ということで、第一回目から何をしてきたのか、それぞれを振り返りました。
- プログラム自体の振り返り
- 受講当初の自分自身の目的
- 園のゴール
- 職員間の関係性が今はどう変化してきたか
など、そしてその振り返りを元に、リレーファシリテーションを行うことに。
感想を伝え合う中で仲間の振り返りに新たな気付きが生まれ、ファシリが回ってくる中で「場に意識を向けるんだった」と思い出し、「とりあえず、誰かに」はNGなので、〈聞いて、自分が感じたこと、自分の中に起こったことを言葉にして場に戻した後、次の方へバトンを〉というアドバイスに一同スイッチが入ります。
絶妙な問と課題が生まれ、シェアによって深まる時間となりました。
- 気付き愛の場のための環境構成
- タイムマネジメント
- 不都合な声が出てきたら?
- 自分の心の”揺れ”と、どうともに在る?
など、ファシリの知恵を分かち合いつつ最後は【ファシリテーターとして新年度を生きていく】をテーマにリレーファシリテーションで幕を閉じました。
エキサイティングな展開に、「楽しかった!!」と呼吸の上がる面々。
ファシリテーションは一期一会のきらめきを纏う場を生み出すもの。
自分を大きく見せる必要はなく、職員やメンバーから引き出して共にゴールを目指していく頼もしさやわくわく感とともに、子どもたちの未来を保護者、保育者で手をつないで作っていけるといいですね。
次期:【園内ファシリテーター育成講座 第4期】は4月13日(火)よりスタートです。
必要としている方の元に届きますように。
【講座レポート】ファシリーテーションを実務に活かしていく
~記録担当じゅんちゃんより~
園内ファシリテーター育成講座ZOOM12回目となり、今回が最後の講座となりました。
「今回で最後になるのですね」「まだ学び続けたい」という思いを持ちながら、最後の講座がスタートしました。まずは、前回の振り返りを行い、その後今回の宿題である「メッセージ力・コメント力」を心がけてみての気づき、今まで学んだことを活かしての感想を小部屋に分かれて、話し合いました。
全体でのシェアタイムは、どんな話が出ていたかというよりは、話を聞いて、自分がどう感じたかを伝えあう場に。話の内容を聞くだけでは、「なるほど」と共感することはできるものの、「そうですよね。わかります」で終わってしまいがちですよね。感じたことを話すことで、いろいろな視点から気づきが得られ、学びが深まっていきました。
今回は、「クロージング~明日につながる仕組みづくり」「プロセスに寄り添うファシリテーターの在り方」について、まずは、12回までを振り返り、ご自身や周囲の人の変化はどうであったかを、リレーファシリテーションしながら話をしていきました。「ファシリテーター役お願いします」と松原先生に声をかけられ、ドキッとしながらも、落ち着いて対応されていた皆さん。レジュメの最後の「これから、ファシリテーションをどう生かしていきたいか」についても、リレーファシリテーションしましたね。松原先生のアドバイスを受け、メッセージやコメントを添えながら話をする皆さんの言葉、一つ一つが心や全身にスッと入ってきて、皆さんの表現力の豊かさを私自身、学ばせてもらいました。
この講座が始まった当初は、ファシリテーションを学んで現場で活かしていきたいという意気込みの方が強く、難しい表情をされていた皆さん。少しずつ、力が抜け、表情がやわらかくなり、それと同時進行でファシリテーション力が身についていかれるのを私も一緒に参加させてもらいながら感じました。
今回で講座は終わってしまいますが、出会った皆さんとの出会いを大事に、また、ファシリテーション力をお互い更に磨いていけるように、これからも一緒に学んでいきたいと思います。
参加者の感想を一部ご紹介します
参加者①
最後のファシリテーションリレーがワクワクしました。
抱えている課題はそれぞれ違うけれど根っこは同じなんだな、それぞれのゴールに向かって取り組んでいるんだな、と思いました。
自分はどうシステムを作る人間になれるか、なりたいか、なるためには、を躓きながらもやって行こう!と、放課後タイムでも、他の場面でも感じることができました。
参加者②
再受講システムがあると言うことを聞いて目がキラーンとなりました。
何故なら私、一度コーチングのアドバンスで自分と向き合うのがきつい時期があり、逃げたからです。
そして、コーチングもファシリテータも、違うけどこの違いと、またそれぞれを取り入れながらのシステムの作り方を出来るようになりたい、そしてそれが出来たら、子どもも保育士も保護者も私も幸せになれる!ウキウキして子どもの成長も共有できる!と思うからです。半年間、ありがとうございました。そして、また今後もお願いします。
参加者③
12回、終わってしまう事にやり切った満足感と寂しさを感じています。
学び続け、実践することでしか身についていかない事も感じました。
参加者④
リレーファシリの緊張感はすごかったです。
何を話しているかわからなくなりそうで必死についていきました。
この緊張感を味わったことは現場に踏み出す力になりそうです。
場に返す、場は答えを持っているという事、どんな小さな事もきっとそうなんだと思いました。
参加者⑤
ひとつひとつが理論に裏付けられていて、細かく丁寧に教えていただいたことに感謝です。
何事も漠然と取り組んでいた自分に気がつきます。
研修の中で、保育士さんはやり方を知らないだけ、視点を知らないだけとの言葉がとても心に響きました。
もし自分の職場のみんなが、仕組みを知り、この視点を持てばすごい集団になる!なんて妄想もしてしまいました。
貴重な学びの場を本当にありがとうございました。
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