園内の温度差~ニーズ、職員それぞれの目から、どう見えているのか?【園内ファシリテーター育成講座 ZOOM2】
園内ファシリテーター育成講座ZOOMの2を開催いたしました。
皆さん早速、園で前回の宿題にチャレンジされたことで関係性の変化が見られてきたり、新たな気付きがあったりしていたようです。
居心地の良い園、自分らしく居られて本音を話しやすい園であるために、出来る範囲のさりげないアプローチとして結果的に〈アイスブレイク〉になっている場への関わりについて分かち合う場で
「大事だよね」
「これなら、できそう!」
という心強い空気感が広がっていきました。
園内の温度差~ニーズ、職員それぞれの目からどう見えている?
今回のテーマはこちら
・園内の温度差~何が起こっている?
・職員それぞれのニーズ~その人の中に入って、世界を捉えてみたら何が見える?
・子どもを真ん中にした、園のみんなにとっての理想の状態とは?
それぞれの園の状態に思いを馳せる時間となりました。
気付きが刺さって斜めになる人あり
表情が明るくなる人あり
何処かで気が付いていた課題の正体に納得する人あり
など、園ファシリメンバーが
①知る
②気づく
③園にアプローチする
④変化が起き始める
⑤本人の関わりの筋肉が付く&周囲の職員さんが「いいかも・・・!」と味を占めて変化し始める
という好循環につながっていく、大きな一歩となりました。
記録担当じゅんちゃんより
宿題に取り組んだ感想をシェアし合うことからスタートした今回の講座。
話を聞いてもらえる、受け止めてくれる雰囲気がこの場にあると感じたことで、強張っていた表情・気持ちが自然とほころんでいました。
今回は
・「アイスブレイク」
・「相手のニーズに耳を傾ける」
・「園全体の理想の状態」
について、自分の園に思いを馳せて考えたり、お互いに気づきや感想をシェアし合いながら、学びを深めていきました。
受講されている皆さんは、学びをすぐに実践し身につけたいという意識が高く、初めから一文字たりとも聞き逃さないように必死にメモを取ろうとされていました。
ですが松原先生から「頭の中で、絵や文字を描くように話を聞くと、記憶に残りやすくなります(ピクチャリングと言います)」という話を聞いた瞬間、下を向いていた顔がふっと上がり、聞くことに意識が向くようになりました。
少しひんやりしていた場の空気が、春の穏やかな風が吹くような心地よい場に変わった瞬間です。
また、「ニーズ(相手は何を必要としているのか)」について、相手の思いに寄り添いながら考えた時に感じたこと。
私たちは、無意識に自分の思い込みで相手を見てしまいがちです。
ですが、相手の立場に立って考えると、見方が変わり、関わり方、声のかけ方が変わることに気がつきました。
このように、気づきこそが学びとなり、それを積み重ねていくことでファシリテーション力は身についていきます。
少しずつ、階段を上るように、受講されている皆さんと一緒に学びを深めていきたいと思います。
参加者の感想
参加者①
第一回目は、こんな高度な技を自分が身につけられるのか、想像がつきませんでしたが、第2回目で、じっくりゆっくりわかりやすく説明していただくことで、私にもできるかなという希望が湧いてきました。
自分の立ち居振る舞いを客観的に見る機会がないので、ここは本当に気付きの宝庫です。
また、他の先生の思いを聞く事で共感したり、尊敬したり、驚いたり、とても刺激的でした。
参加者②
相手の立場にたち、ニーズを考えること、寄り添うことが大事だと感じました。
自分の中で「今までこうすることで上手くいってたんだから」と経験則で自分の思いを押し通してしまうことがありましたが、相手によりそい、関係性をつくって、こちらの思いに耳を傾けてもらえるようにしたり、相手が何をほっしているかを考えるということが印象に残りました。
参加者③
前回よりリラックスして参加できました。私は忘れっぽいので聞いたことはすぐにメモしなきゃと思ってたのですが、メモを控えてみなさんの様子や先生の様子を見ていると穏やかな笑顔でゆっくり話されていて言ったことに反応を示してくださっていることに気付きました。
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