じつは、見えていなかった…?【園内ファシリテーター育成講座】ZOOM3 ご報告

園内ファシリテーター育成講座 ZOOM3を終了いたしました。

ファシリテーターとして園内を導いていくための視点

理想の状態と現状・そこへ向けたプロセスについて、それぞれに話していただきました。
思いがあるからこそ見えなくなるのですが、現状を客観的に「観る」こと。
実はこれ、とっても難しいことですよね。
人は気づかないうちに自分のフィルターでものを観てしまっていたり、解釈を入れてしまっていたり…。

フラットに園内を観たときに、なにが起きているのか?
それを感じてみると、どんな気付きがあるのか?
いくつかの事例を元に紹介をし、自分・自園に起きていることに置き変えて書き出してみるひととき。
実は意外と、「観えて」いなかったのかも…?

思いが強いからこそ、他者の視点や表情・気持ちが見えなくなっていたのかもしれません。
そんな衝撃的な気付きとともに、現場を観てみることに。
お互いの声や在り方に刺激をもらい、響き合う中で場が成長していくのが感じられました。

サポーターじゅんちゃんより

前回の振り返りをしながら、自分の園の理想の状態について、それぞれが考えたことを話し合うことから今回の講座はスタートしました。

理想の状態や現状は思い浮かぶものの、理想に向けての必要なプロセスは何かと悩む姿が見られました。松原先生からアドバイスしてもらったことで、「なるほど、そういうことなんですね」と腑に落ちた様子が見られました。また、皆さんから挙げていただいた事例を、自分の園に置き換えるとどんなふうに捉えるか等、いろいろな角度から考える時間ともなりました。

今回は、
・理想の状態への道のり~U理論の活用
・プレゼンスとは
について学びました。難しかったからこそ、時間をかけて考えたのは、U理論でした。理想の状態、現状、必要なプロセスを、前回、そして今回にかけて、図の中に書き表してきたことで、松原先生の具体例をU理論に当てはめて考えることは、難しくはなかったように思います。

ですが、いざ、自分の園で、身近で、何が起こっているか書き表そうとすると、“どう書けばいいのか”と悩み、手が止まってしまいました。
“難しくて戸惑った”という思いは、答えが見つからなくて、もどかしさを感じますが、迷い、悩みながらじっくり考えていくことで、自分の中にしっかり落とし込むことができるようになっていくのではないかと私自身は感じています。

また、今回の学びの中で湧いて出てきた疑問点を一緒に考え、気づきを深めていけたらと思います。U理論を学んだ後、プレゼンスとして、お一人お一人から感じ取れるあり方をそれぞれが伝え合いました。“こんな風に見てもらっているんだ”と自分を肯定的に、多面的に見てもらい、言葉で伝えてもらったことで、温かい気持ちと空気感が一瞬にして場に広がりました。初回は、緊張感でいっぱいだった皆さんが、会を重ねるごとにリラックスしていく様子が画面越しでも伝わってきています。

ファシリテーターを一緒に学ぶ者として、皆さんの温かい雰囲気・場を大事に保ちながら、これからも共に考え、共に学ぶ関係性でありたいと思います。

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