連携の見直しと子どもを見守る大人の眼差し【リリー相談会】2024年5月レポート
「日々、自分にいっぱいいっぱいでした。連携・・・あらためてこの時期だからこそ、見直していく必要がありますね。」
各園の管理者やリーダーが園を越えた課題共有を行う保育コミニケーション協会、オンラインサロンリリー。5月の相談会を開催いたしました。
モヤモヤすることや不安に感じていることがある中、忙しい業務の合間に立ち止まり、情報交換をしたり、一緒に考える時間を持つことで、大切なことを再確認できる貴重な時間となりました。
最初に松原より、最近の研修で大切だと感じているキーワードや、これから作っていくプログラムの軸となる観点を共有する中で
- 子どもが何に興味関心を持っているのか?
- それを支えていけるような環境をどう作るか?
- 今ある中で、どんな工夫が出来るのか。
- そのために、保育者それぞれの成長過程も踏まえ、どんな立ち位置でどうサポートをし合っていけるといいのか
~といった観点から、連携や立ち位置に関する課題提案を行ったことによって視野が広がり、「自園でさっそく相談してみます!」という声もありました。
また、松原自身が何度も学びを書き出しつつ、もっともっと深めていきたい観点として以下があります。
「いたずらをしたほうが良い時期に、ものわかりの良い子になりすぎて気になる子もいますね」
「もっと、思いっきりやってもいい。」
もっとチャレンジをしても良いし、いたずらをしても良い。そんな環境の中で、自己肯定感につながる見守りや声かけをどうしていくことができるのか?
「大人が非認知能力が育まれている姿をどう見るかによって、子どもの日常や育ちが変わってきますね」というお話しもありました。
「何をやるかではないんですよね。あらためて、どうあるか。また、子どもが何に、どうして心が動いたのか?この辺を見ていける大人のまなざしや関係性、わたしたちのあり方を工夫していきたいですね。」
としみじみ話す一同でした。
今月のプレゼンターからは、地域の安全確認監査の中で、チェックとして上がっている項目に対して、現場から「なぜ?」「誰のため?」と理由を尋ねる声が上がったこと。
立ち止まるきっかけを得て、「なんとなくそういうものだ」と捉えていたことや形だけになっていたものはなかったか?
振り返るきっかけになったというシェアもありました。
お話しを受けて各ブレイクアウトルームからは、たしかに、トップダウンで下ろして進めた方が話は早いけれども、それでは納得感が薄く「やらされ感」になることもある。
時間は掛かるけれども、疑問が上がったときに都度都度立ち止まって疑問をテーブルに上げて向き合うことで、社会の変化の中で今大切なことを握り直し、一枚岩で子どもを見守る目を再構築するチャンスになる、というお話しも印象的でした。
保育コミュニケーション協会オンラインサロンリリーでは、一緒に考える仲間を募集しております。
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参加者の感想を一部ご紹介します
オンラインサロン新展開の現状と、ご案内
オンラインサロン新展開の現状と、ご案内~ローズ・リリー・カトレア・プレミアム・法人
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