2022年6月18日~19日開催【命のつながりを感じて自分に還る ぐうたら村ツアー】1日目レポート
「是非、ゴリさんの視点を一緒に分かち合い体験と対話を通して豊かさを満喫した自分で、翌日からの保育にギフトが循環していくきっかけにしていただきたい」
という思いで始めて、今回で3回目のぐうたら村ツアー。
サポートメンバーと一緒に考えたり相談をしたりしながら進めていく中で、今回のテーマは、
【緑の芽吹きを感じる森の中で、私たちの命が開き、循環していく感覚を味わう】となりました。
ぐうたら村ツアー1日目
満を持しての「命のつながりを感じて自分に還るぐうたら村ツアー」一日目。
まず宿泊先である清泉寮のアンデレ棟にて、参加メンバーそれぞれの自己紹介タイム!
遠方から楽しみに参加してくれた方もあり、嬉しい出会いと再会に期待がふくらむひととき。
そこに、午前中のオンラインセミナーを終えた伝説のガイド:ゴリさんが登場し、一同森へと場所を移しました。
今回は空の状態の影響も懸念して当初の予定を変更し、2月に入った森のその先へ誘ってもらうことに。
新芽を口にしてみて、その跡を道すがら探してみたり…。
何気なく広がる森の中、ゴリさんのお話を通して開かれた五感を楽しむうちに、子どもに返っていく一同。
日向や日陰、それぞれの場所で、太陽の光を直接いただける生物や間接的にいただける生物の存在。
苔の生え方に生命の不思議を感じたり、そびえ立つ溶岩に咲く花にそれぞれの年月の中で過ごす生かし合う命を感じたり。
「川に入ってみよう」と裸足になるメンバーも。
あまりの冷たさと流れの早さにくじけそうになったり助け合ったり、山肌をしたたる水の清らかさに感動を分かち合うひとときも。
また、今回の「命の循環」というテーマを頭の片隅においていて下さったゴリさんから、鹿の骨がある場所へと誘ってもらい間近で見る体験もさせていただきました。
この鹿は、命が尽きた後も鳥が肉をついばみ、別の生き物が皮をはぎ、微生物が細胞を分解し、骨として今、ここにある。
そしてその骨から流れ出たカリウムが、水と共に下流の農作物を豊かに耕す養分になっていく――。
そう思うと、何一つ無駄なものは存在しないのですね。
その大いなる命の循環の中にいる私たち人間は、どんな一部になることが出来るのだろうか?
自然の流れの中で、生き物として溶け合う一つの命であるために、どんなことを大切にしていったらいいのだろうか…。
火葬やお墓のあり方は不自然ではないか?残飯をゴミで出すのは?自然に還す循環のためには?人工で成分を補うことによる影響は――?と、結果的にSDG’sにつながる深い示唆をいただきました。
森から戻ったあとはピアノが得意なメンバーが弾き語る昭和SONGに歌い踊ったり、お風呂にダッシュしたり、一次会は地元の地域食材をアレンジして下さったククーカフェの美味しいお食事をいただきました。
二次会は、ぐうたら村に場所を移して炎を囲んで「実は、私…」トークに沸く一同。
不思議なもので、火を見つめていると呼び起こされる記憶や響き合う思いがありますね。
場が暖まったところでの「本日の気付き・振り返り」はまた、深まる時間となりました。
~と、ここで終わる私たちではなく。
三次会は、清泉寮にて炎を囲んで焼津から買っていったホタテやサザエを焼きながら深夜の懇親会。
「お風呂に急げ~!」とダッシュするメンバーあり、寝たり起きたりしながらそれぞれのペースで楽しむうちに夜も深まっていったのでした。
参加者からの感想を一部ご紹介します
ご感想①
終わった命も生きた方たちによって、循環している。要らないものは何もないんだなと感じました。水が少ない所にも苔は生えようとした跡があって、チャレンジする姿に心を打たれ、自然を壊すのも生かすのも人間なのだな、と。生きたSDGSを学ばせていただいたとを感謝しています。
ご感想②
ゴリさんのどの話も心に残りました。 人間社会にも共通する多様性と社会性 森の循環を畑に生かす方法など、たくさんあります。命の循環を意識しながら、毎日を過ごしたいと思いました。
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