価値観の変化と園内の葛藤【リリー相談会】2022年11月レポート

管理職・意識の高いリーダーが園を越えた相談やアドバイスを受け入れ合う、リリー相談会2022年11月の定例会を終了しました。

さて本日は、保育コミュニケーション協会オンラインサロンリリー相談会

秋といえば…
遠足・発表会・紅葉狩り・秋のSWEETS!

一人一言チェックインでなごんでから、今月の動画『価値観の変化と園内の葛藤』についてわたしの方からお話をさせていただきました。
その後のブレイクアウトルームでは、骨太な葛藤にまつわるさまざまな切り口が…。
壁面・行事・残業・ほめられたら同じことを…。
変えたい・変わりたい人、変わりたくない人。
新たな取り組みに向き合う怖さと新たな手応えとの狭間で葛藤するみなさん。

じつはそれ、うまくいってますよね。
前に進んでいるから、風を受けるのです。
見たことがないから、不安を感じる。
「な〜んだ。上手くいっている!」として、力を抜いて長期戦で行きたいですね🎶

保育コミュニケーション協会オンラインサロン

じゅんさんよりまとめ

11月2日(水)はリリー定例会でした。

初めに、松原先生より、先生が執筆された「保育リーダーのマネジメント力」をテキストにしながら、リリー会員限定動画「変化を踏まえ、可能性を生かしたチームのために」の内容について話がありました。

松原先生がお話されたことで、私が心に残った部分を中心にお話しますと、

  • コロナ禍でオンラインを活用するようになり、コミュニケーションが取りにくくなっている。場や空気・雰囲気、時間等が、実はメンタルヘルスと繋がっている。
  • 自分の当たり前が相手の当たり前ではないということ。
  • 主任くらいの立場になると、コミュニケーションの取り方が上手な人が多いが、伝え方によって相手の捉え方も違ってくる。
  • 一人で背負い込まず、チームで取り組んでいくことが大切。
  • 保育や仕事に関する価値観は変化してきているからこそ、自分自身の在り方を見直していくことが大切である。変化させていきたいところを一度にやろうとせず、一つ一つ見直していく中で変化が生まれていく。

といった内容でした。

また、松原先生の本の中の「現場の不満を社会背景から読み解く~変化している価値観」にも触れながら、ブレークアウトルームに分かれ、感想等を語り合いました。

出てきた話としては
・新しいことをすることに、不安を感じる
職員の声の引き出し方に悩み、グループでそれについて語り合っていた。
・今までと変わらない形で壁面制作をしていることを、自治体のアドバイザーが褒めるため変えることができない。

と言った話を受けて、~しなければならない思考や雰囲気、風土が今の保育、やり方、在り方を変えることができない要因となっているのではないかという声が挙がりました。

松原先生からの話を土台に、ブレークアウトルームに分かれた際の話が膨らみを増し、課題を整理していく様子が、全体シェアの時間でも伝わってきました。

その後は更に話を深めたり、それぞれが話し合いたいことを語り合ったりする時間となりました。

出てきた話としては
・コロナに対する不安。もし、自園に襲ってきたら、職員が不在の状況でもどう保育していくか。若い人達の声を聞きながら、体制を考えていけたらと思う。
・行事や保育を変えていきたいが、そもそも行事は何の為にあるのか、立ち止まって考えてみた。
等でした。

ファシリの香ちゃんの温かいフィードバックと共に、松原先生より、「新しいやり方を見出そうとしているからこそ、葛藤するのであり、それ自体が前に進んでいる」という、私達の励みになるようなお言葉がありました。

松原先生の言葉を聞いて、“悩むということは、今の保育を捉え直している”等と、見方を変えることができ、私だけではなく、参加されていた皆さんの抱えていた気持ちが、ふっと軽くなった印象を受けました。

リリー定例会は、皆さんの思いを場に出すことで、気づきを響き合わすことができる時間であると私は感じています。

次回のリリー定例会では、私なりに感じたことを場に出していきながら、私が感じた気づきを、実際の保育の現場で活かしていきたいと思います。

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