子どもにとって大切なことを見つめ直す視点【オンラインサロン リリー相談会】2024年1月レポート
「こういうもの」
「こうでなくてはならない」
~と無意識に思い込んでいるけれども、それって本当…?
主役は誰?と尋ねられたときにフリーズしてしまうこと、ありませんか?
【保育コミュニケーション協会】全国の園をつないで、管理職・リーダーさんがクローズドな情報共有をするオンラインサロン、1月のリリー相談会を終了いたしました。
はじめに松原が最近気がついたこと、感じているトピックとして以下をご紹介いたします。
《「こども誰でも通園制度」への保護者の不安》
保護者支援の文脈で、「こども誰でも通園制度」に対する不安の声が増えています。この懸念から、制度の背景や取り組みについて詳しくご紹介しました。
意外にも一時保育をしたことがある園が少なく、「どういう形態で出来るものなのか、課題は…?」など、「視野が広がった」と、声が上がっておりました。
《金沢在住の認定ファシリテーター講師の震災対応》
能登の震災を経験された金沢在住の認定ファシリテーター講師の声と、保育コミュニケーション協会で昨年行った防災取り組みについて共有しました。震災を通して得られた重要な体験から得られた教訓を身近に発信していく重要性について話し合いました。「震災は、自分が体験して初めて自分ごとになる」という声や、「体験を元に継続的に改善していく必要がある」といった声が上がっておりました。
今月のプレゼンターからは、ある研修でのやり取りを通じて「そういうものだ」「これが子どものためだ」と信じてきたけれども、本当にそうなのか考えさせられる気付きがありました。そして、もしかすると「良かれ」と思ってやって来たけれども、自分たちの囚われや思い込みになっていることがあるのかもしれない。…といった問題提起があり、子どもの最善の利益って、本当はどういうことなのだろう?と、声を出し合いました。
ブレイクアウトルームでは、
「その子が本当に求めているものなのでは」
「願いが強くなりすぎて、見えなくなることもあるかも?」
「意外なことを喜ぶことって、あるよね。」
「自分のあり方を見つめ直すことが、保育の見直しにもつながるのではないか…。」
といった声があがり、各々の気付きの中で、握りしめていた手を開いて執着を手放した時に、子どもの気持ちや目線が見えてきて、本当に大切なことが見えてくるのかもしれない…。というお話をしておりました。
保育コミュニケーション協会 オンラインサロンリリー相談会では、
- メンバーより自己紹介&一言リレー
- 松原より最近野研修などで感じている現場のサインを共有
- それぞれが気になっていることをシェアタイム
- プレゼンターからの相談or問題提起
メンバーが自分ごととして考え、提案をする
~といった流れで、構成されております。
園を越えたクローズドな相談の場に、どうぞお役立てください。
参加者の感想を一部ご紹介します
オンラインサロン新展開の現状と、ご案内
オンラインサロン新展開の現状と、ご案内~ローズ・リリー・カトレア・プレミアム・法人
保育コミュニケーション協会のオンラインサロンは、保育に関する様々な思いや知識を共有するためのプラットフォームです。参加者は全国各地にいる保育に情熱を持った皆さんで構成されており、オンラインの利便性を活かして交流を図ることができます。
- 自分自身の成長や貢献を大切にする方
- 情報や経験を分かち合いたい方
- 助け合いや相手の気持ちを尊重することを重視する方
- そして保育に情熱を持ち、新たなアイデアを生み出したい方
保育に情熱を持つ方々や、自己成長を望む方々が集まる場として、ぜひ当サロンをご活用ください。一緒に工夫し、刺激し合いながら、輝かしい未来へ向けて共に歩んでいきましょう。
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