やりがいと感動にあふれる保育のお仕事

保育のお仕事は、日々の子どもとの生活の延長線上に

・元担当児の結婚式を通じて、幸せな涙を流す体験
・子どもの流行を教え合い、ワイワイ楽しめる時間
・卒園児が実習生で来て「先生に憧れている」と言ってくれた
・子どもたちと歌を歌い、笑い合う楽園のような時間
・教え子が実習を経て、同じ職場に就職した
・朝☀️見つけると、嬉しそうに駆け寄ってきてくれる
・オムツの取れるのが最後だった子が、成人式を迎えた
・保護者より「先生の保育を見て、子育ての概念が変わった」と保育士資格の取得を目指して頑張っていらっしゃる

~など、感動的なドラマがたくさん生まれる現場なのではないでしょうか。
(instaliveでいただいた皆さんの声をご紹介させていただきました)

こういったドラマを支え合える頼もしい仲間の輪もある一方で、
離職につながる大きな要因の一つに、
「人間関係」や「コミュニケーションの難しさ」もあります。
こんなにも感動的な職場であるにもかかわらず、それはなぜなのでしょう?

「女の世界」—保育者は同僚には厳しい?

素敵な保育実践をされている園には、
保育者間のコミュニケーションも丁寧に紡がれており、
信頼関係の上に子どもにとっての最善を日々創られていることが共通点としてあげられます。
ただ、それは 何も考えずに無配慮の中で偶然もたらされる関係性ではありません。

日々の中でお互いの”人となり”を尊敬しあい、
配慮しあう中で成り立つコミュニケーションや
いい時ばかりではない日常の中で心がすさむときにも
お互いを支え合うことができる心配りが土壌になり、成り立つものです。

 

保育者は子どもや保護者に心を配り日々笑顔で過ごす一方で
それゆえの反動もあってか
同僚に対しては内弁慶になってしまう一面・
大人には求める基準が厳しい・・・というケースもあるように感じます。

また、保育は子どもの気持ちに寄り添う感情労働である分、
自分自身の感情のコントロールが難しいことで
陰口・批判・八つ当たりといったネガティブなコミュニケーションが根を張り
保育を進めていく関係性に支障をきたす場面もあります。

 

コミュニケーションの原始人!?

私自身、コミュニケーションの不器用さで空回りと試行錯誤を重ねる中で
「人が気持ちよく働ける職場とは?」と模索をする中で
コーチング・心理学・NLP・SFA・システム思考など
コミュニケーションの工夫を学んでいきました。

そこで気が付いたのは、
「私たちは、子どもに関する学びはしても、
 大人同士のコミュニケーションについては学んできていない」

~という衝撃的な事実でした。

私たちは、コミュニケーションを扱う仕事をしていながら、
コミュニケーションの奥深さを学ぶ機会を得られていない・・・
コミュニケーションの原始人ともいえるのではないでしょうか。
ただ一緒にいるだけでは、不用意に刀を振りかざし、
傷つけあってしまうこともあります。

共通点は保育、けれども多様性の中にいる

「保育」というキーワードで同じ園に集まり、一緒に過ごしていますが、
私たちは価値観も育ってきた背景もさまざまです。

たとえ同じ言葉を使っていても、
その言葉に込める意味やニュアンスは体験値によって異なります。

たとえば、他園で経験のある先生が新園に転職をしたとして、
その園の文化を学び、実践できるまでには時間がかかるもの。

また、新人・中堅・リーダー・管理職…
立場によって保育現場で起こっている出来事の捉え方も異なるため
思いの行き違いや、感情的な傷など 人間関係に関する悩みには事欠きません。

ですが、逆にそのことを踏まえて微調整をすることが、
お互いにとって居心地の良い関係性・
園づくりにもつながるのではないでしょうか。

人間関係をより良くするヒントは、俯瞰にあり

日々、同じ関係性の中で保育をしていると行き詰ってしまいがちですが
あえて、いつもとは違う関係性の中に身を置いてみる。

「自分が悪いのではないか」「上手く行かない」「嫌われているのではないか」
といった自分目線の捉え方になると辛くなりますが、
あえて上空から現場を見下ろす鳥の目を持つことで、
俯瞰した視点から
園で起こっていることや人間関係のシステムを見ることができると
「園自体の関係性の課題」が見えて気持ちも楽になり、
工夫のしどころが分かるかもしれません。

仕組みを見直すことで改善される流れがある

現場にいるともどかしさから「○○さんが…。」という人の話題が上がりがちですが、
もしかするとその人も困っているのかもしれません。

人が悪いのではなく、うまくいかない仕組みや心のクセがある。
~そんな風にとらえてみませんか?

子どもを真ん中にしたチームのための関係性がやわらぎ、
少しでも楽になり、気を許せる笑顔の時間が増える工夫について
ご自身の職場に思いを馳せて工夫を考えるきっかけとなるよう
ワークを交えた2時間の講座を開催することにしました。

寒い冬を前に、心が温まる関係性を築いていくためにどうぞお役立てください。

<日時> 

2023年12月17日(日)10:00~12:00
 10分前よりご入室いただくことが出来ます。
 開始前に、お名前の変更等ご協力お願いいたします。

<プログラム>

1.園内の人間関係とは
2.園内の空気感を客観的に捉える
3.人間関係を円滑にする 4つのポイント
4.明日への一歩 

<受講方法>

オンラインツール:ZOOM
ZOOMの使い方は、こちらをご参照ください
●ZOOM研修を受講する方へ ①ZOOMのダウンロード方法・セットアップについて  
●ZOOM研修を受講する方へ ②受講する際の ミュート・ビデオ・名前の変え方・背景  
●ZOOM研修を受講する方へ ③声が出ない時、画面に映らない時、バーチャル背景について  
●ZOOM研修を受講する方へ ④アップデートの仕方

<料金>

・一般参加 3,900円 (税込:4,290円)
・無料Line会員、紹介参加 3,800円(税込:4,180円)
・オンラインサロン会員・講師研究会メンバー 3,700円(税込:4,070円)
・法人の場合、3名以上は10,000円(税込:11,000円)
・動画受講(松原レクチャー・レジュメ・個人ワーク部分のみ) 一律4,500円(税込:4,950円) *キャンセル等での振り替えは無しとさせていただきます

 

<お申し込み・詳細>

申し込みはこちら

<お支払いは、こちらから>

お支払いはこちら
※【保育コミュニケーション協会自己主催コミュニケーション研修】よりお支払いをお願い致します。

 

<ファシリテーター講師:松原 美里>

認定こども園エクレス 保育園 前施設長・UmehanaRelations/保育コミュニケーション協会 代表。 横浜女子短大 保育科にて保育士資格・幼稚園教諭二種免許取得。 保育園・児童養護施設にて保育に携わる中で子どもを支える大人のサポートの必要性を感じ、コーチングを学ぶ。 米国認定コーアクティブコーチ資格取得。 All About「育児の基礎知識」元ガイド。 認定こども園 エクレス(保育園)施設長時代、こども園への転換時の混乱・職員の離職・育成・働きやすい職場作りの課題に直面する中で、さまざまな学びが道を切り開く助けになった体験からコミュニケーションと学びの手法を活用して、参加者それぞれの中にある答えを引き出す研修を行う。 現在は各地の保育士キャリアアップ研修(マネジメント)を担当しながら、保育コミュニケーション協会代表としてファシリテーター育成の傍らで自己主催研修・コーチング研修・子育て支援研修・監修等を行っている。

松原美里の詳細についてはコチラ

 

 

<過去開催時の参加者の感想を一部ご紹介します>

・不満の言葉そのものに気を向けるのではなく、
その裏にある心を知ることが大切で、
それを相手に伝える事も大切なんですね。

・園の様子を図に描くことで、明確化できてよかった。
客観的にものごとを見られるように意識したいと思います。

・自分の感情に気づく、
不快に思っていることを認識してまるを出し、流すというのが
相手に対してばかり目がいってしまいがちだったので、「なるほど」と思いました。

・「保育は感情労働」の所が印象的でした。
あまり自分の気持ちを考えたことがなく、
周囲の顔色ばかり伺っていたので、もう少し快・不快を感じていきたいです。

・新人、中堅、ベテランとそれぞれの立場が抱える悩み、
視点について知ることができ良かった。

・価値観は違うものだという事が分かり、
考え方を変えることで良くなりそうなので頑張りたいです。

・ロープレをしながら理解を深めていく方法は、毎回勉強になります。

・自分の前提と相手の前提は違いということ。

・不満を上手くリクエストにつなげていきたいです。

・人に話を聞いてもらえるのは快だということ。
不平不満もリクエストに変えていきたいです。

・相手の意見を言いやすい雰囲気を作り、傾聴したいと思います。

・うまの合わなさそうな人にも関心を持ち、声を掛け合いたいと思います。

・人を信じて自分から関わりを持つようにしていきたいです。

・相手の価値観を聴き、相手の願いや思いを知ることから始めたいと思います。

・怖がらずに声をかけ、少しずつ信頼感を築きたいなぁと思いました。

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人間関係の悩みにハマると、

自分の目線から見たことが頭から離れなくなりますが---

人は関係性の「システム」の中におり、

視点を変えることで

いろいろと糸口が見えてくることもあります。

あなたの職場を良くする答えは、

じつはあなたが一番良く、知っているのかもしれません。

さまざまなアプローチを活用して、

素敵な保育というお仕事を長く続けていけるよう

幸せな職場を築いていっていただきたいと願っております星